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ノリス, デイヴィッド・オーウェン

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    アイアランド/モーラン:合唱作品集(カリス・シンガーズ/ノリス/パリス)

    大編成の交響曲や管弦楽曲などはあまり好まず、もっぱら室内楽とピアノ曲を愛し、幻想的な作品を多く残したアイルランド系イギリスの作曲家アイアランド。そんな彼が愛したもう一つの分野が合唱曲でした。なかでも「パートソング」(アマチュアでも歌えるようなシンプルな合唱曲)の形式はアイアランドを魅了したようで、数多くの珠玉の作品が書かれています。もう一人のモーランは、最近日本でも注目が高まってきた作曲家です。彼の作品も、イギリス民謡に根ざした素朴な作風で書かれていますが、アイアランドの曲よりは喜怒哀楽の感情表出が豊かであり、ここで聞ける作品も、エリザベス朝のマドリガルの様式を模した、凝った声部と旋律が特徴的です。同じ歌詞に付された曲の聞き比べ(トラック5&18)も面白いでしょう。(2016/07/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573584

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    G. ウィリアムズ:室内楽作品集(ミッチェル/ロンドン・チェンバー・アンサンブル)

    「20世紀におけるウェールズの最も重要な女性作曲家の一人」と目されるグレース・ウィリアムズ。幼いころから聖歌隊で歌い、ピアノとヴァイオリンを学んだという彼女は、カーディフ大学を卒業後、王立音楽大学でレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに師事。1930年にはウィーンで1年間勉強するための奨学金を獲得、ほぼ毎夜劇場に出かけ、オペラを見続けたというエピソードを持っています。作曲家としては、学生時代からいくつか作品を書きましたが、初期の作品のほとんどが散逸してしまいその全貌を知ることはできません。このアルバムには1930年以降に書かれた室内楽作品を収録。バルトークやショスタコーヴィチを思わせる「ヴァイオリン・ソナタ」、彼女が愛したトランペットが活躍する「六重奏曲」、ストラヴィンスキー風の「9つの楽器のための組曲」などの1930年代の作品と、ヴァイオリン教本のために書かれた「ロンド」など晩年の作品をバランスよく配した興味深い1枚です。(2019/03/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.571380

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    クィルター:民謡編曲集/女声のためのパートソング全集(英国歌曲集第11集)(ピット/ウィルソン=ジョンソン/ノリス)

    決して大作曲家と位置づけられているわけではありませんが、20世紀前半に活動したイギリスのクィルターの歌曲は独自の抒情的味わいを持ち、エレガントで気品があるため、密かな人気を誇ります。当盤は彼が編曲したイギリス、アイルランドなどの民謡(「マイ・レディ・グリーンスリーヴス」のように日本人にも馴染みの旋律も登場)と、女声歌手の重唱によるパートソングの全てをお届けします。世界初録音も多数含みます!他のナクソス盤(8.557116)と併せ、イギリス近代の歌曲だけが持つ独特の世界を心ゆくまでご堪能ください。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557495

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    シャーウッド:チェロとピアノのための作品全集(スプーナー/ノリス)

    1866年に生まれたアングロ=ドイツの作曲家パーシー・シャーウッド(1866-1939)は、今やほとんど歴史の流れに埋もれてしまい、ほとんど誰も顧みようとはしていません。そんな中、チェリスト、ヨーゼフ・シュプーナーは、この魅力的な「忘れられた作曲家」の復興に力を注ぎ、長い間知られていなかったシャーウッドの人生と音楽を再現することに成功しました。かつては母国ドレスデンで重要な位置にいたシャーウッドですが、第1次世界大戦の初めにイギリスに渡ってからは、隠遁生活を送り、その名前と音楽は彼の死とともに歴史から消えてしまったのです。ここ最近になぅて、いくつかの合唱作品や、ピアノ協奏曲などは少しずつ聴かれ始めてきましたが、今回のチェロ作品集は本当に演奏される機会すらないものでした。ロマンティックで内省的なこれらの音楽について語り尽くすかのような、シュプーナーによる愛に満ちた24ページのブックレットには頭が下がる思いがします(英語のみ)。(2012/10/24 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0145

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    ブリテン:スコットランド歌曲集全曲 - 誕生日のお祝い/この子らは誰か/ロバート・バーンズの詩による4つの歌(ワイルド/ウェイクフォード/ノリス)

    ブリテン(1913-1976)はその生涯に多くの歌曲を残しました。それは盟友であった名歌手P.ピアーズや、交流のあった詩人オーデンの影響も強いのですが、何より彼自身が古代スコットランドの伝統音楽・・・仄暗く、表現豊かで清冽な表現に惹かれていたからなのかも知れません。彼の歌曲のほとんどは連作歌曲で、それ自体が一つの世界を包括し、限りない物語性を秘めたものです。ここに収録された2つの連作歌曲は、どちらも晩年の作品で、「誕生日の祝い」はエリザベス2世が、実母の75歳の誕生日を祝うためにブリテンに作曲を依頼したもの。王族のスコットランドの家系を重んじるため、スコットランド語の歌詞が選ばれたと言います。また、ウィリアム・スーターの歌詞による「この子らはだれか?」の暗く劇的な音楽描写は、ブリテンが強烈な反戦主義者であったことを思い起こさせます。どちらもピアーズによって初演されましたが、ここではマーク・ワイルドの甘美な声が、これらの名歌曲にまた新しい表情を与えています。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572706

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    ブリテン:民謡編曲集 2 (英国歌曲集第13集)(ラングリッジ/エリス)

    ブリテンの重要な仕事の一つに、民謡を素材とした歌曲への編曲があります。当盤の魅力は何よりも、ブリテンの専門家ベッドフォードを中心に、ラングリッジとアレンという理想的な歌手、ハーピストや合唱団にもこだわり集められた、演奏家陣にあります。今後長く、スタンダードとして聴かれ続けることでしょう。日本でも急速に人気の高まった「サリー・ガーデン」は、2つの異なるバージョンで収録しています。また有名な「おお悲しい」や、クリスマスの定番「ひいらぎとつたは」など、親しみやすいメロディー満載のアルバムです。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2005/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557222

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    ベートーヴェン:ホルン・ソナタ Op. 17/ノットゥルノ Op. 42 (ヴィオラとピアノ編)(シルバーソーン/ノリス)

    (2011/02/16 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0108