シェレンベルガー, ダグマル
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日本でもロングランを誇っているミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」。あるユダヤ人家族の5人の娘の恋物語などの日常の生活を描いた名作です。名前は良く知られていますが、この作品の持つ本当のテーマは、戦争によるユダヤ人差別と、それを克服するための道筋を描くこと。次第にエスカレートしていく排斥運動を乗り越え、村を追われた主人公テヴィエがニューヨークを目指すところで物語が終わります。このタイトルは、その昔ローマ皇帝がユダヤ人を迫害したときに、逃げまどう群集を尻目に、一人悠然と屋根の上でヴァイオリンを弾いていた男がいた。という故事があるそうで、これはシャガールの絵画でも知られています。メルビッシュ湖上音楽祭では、2014年に初めてこの作品を舞台にかけることとなり、この美しい音楽と物語が新たな装いでお目見えすることとなります。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC437 |
古代ゲルマンでは「聖なる菩提樹」が崇拝されていましたが、キリスト教の普及とともに、樹木崇拝は異教とされ、菩提樹は切り倒されます。ローマの武将による陰謀に巻きこまれたゲルマン部族の王は戦死し、王妃は追放されますが、隣国の王子に救われます。彼女は「聖なる菩提樹」の若木を植え、一同はゲルマンの繁栄を祈願します。いかにも民族至上主義的な物語ですが、それに付けられた音楽は、情念がどろどろと流れ出すような親父の作品とは異なり、民話的・メルヘン的な明るく平明なものです。緑深い森にいざなうような前奏曲や感動的な最後の王妃のモノローグなど、結構イケる美しいところも多い反面、霊感に欠けた冗漫な苦しい部分もあることは否めず、偉大なる父ともっと偉大な(?)グレート・マザー(リストの娘)をもって生まれた宿命は重かったろうと推察されます。(2003/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999844-2 |
チェコ、プラハに生まれ、プラハ音楽院で学んだ後、20歳の時にライプツィヒ音楽院に留学。マックス・レーガーに作曲を学んだヴァインベルガー(ヴァインベルゲルとも)。ナチスに追われアメリカに亡命、しかし成功を収めることはなく最期は自ら命を絶った悲劇の作曲家です。代表作《バクパイプ吹きシュヴァンダ》や「“大きな栗の木の下で”による変奏曲とフーガ」など100作以上の作品を残していますが、この歌劇《ヴァレンシュタイ》は1938年に初演された後は忘れ去られていました。三十年戦争期に活躍した実在の人物ヴァレンシュタインをモデルにしたシラーの戯曲を台本としたこの作品、軍楽隊やハープシコードも含む大管弦楽をバックに、様々な様式の音楽が展開されていきます。気鋭の指揮者コルネリウス・マイスターによる秘曲復活です。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777963-2 |