バーンサイド, イアン
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ナクソスによるフィンジのピアノ伴奏付き歌曲シリーズ、第3巻の当盤で完結します。短い生涯ながら、フィンジの創作活動の中心は歌曲にあり、この分野での彼の貢献は、記憶されるべきものです。彼が特に好んだトマス・ハーディの言葉を使用した歌曲集を2つと、様々な詩人による歌曲を集めて作曲者の死後に出版された「おお眼にも美しい」をお届けします。フィンジ作品に宿る密やかな抒情がここでも濃厚で、一度聴き始めると、つい集中して聴き入ってしまうのです。エインズリーは、まさにフィンジに打ってつけの演奏家。第1巻(8.557644)、第2巻(8.557963)と併せてどうぞ。(2007/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570414 |
探せば探すほど良い曲が見つかる作曲家がフィンジ。彼の声楽曲も、ちょっと侮れません。特に注目していただきたいのは「小道と踏み段を通って」。ピアノ伴奏ではなく、弦楽四重奏をバックに歌われますが、この伴奏部が、いかにもフィンジらしい美しさを誇ります。「大地と空気と雨」には、フィンジの歌曲中でも最も成功作で、うきうき気分の「ローリクム=ロールム」、さらに抒情味満点の「リズビー・ブラウンへ」を含みます。以上2曲はトマス・ハーディの詞によりますが、「ある詩人に」はそれぞれ異なる詩人をテキストに使用しています。曲・演奏・録音、いずれも質の高いアルバムです。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557963 |
英国近代の音楽を愛する方にとっては、フィンジの声楽曲は名作の宝庫。独唱歌曲の分野でのフィンジの大きな業績は、ハーディの詩の世界の音楽化にありと言えるでしょう。当盤収録の歌曲集のうち二つはハーディ、もう一つはシェイクスピアの詩をテキストに用いたものです。この時代の英国歌曲はわかりやすく抒情的で、とろけるようなメロディーを駆使、というイメージがあり、当盤の作品の幾つかもそれに当てはまりますが、それ一本槍にあらず。劇的な激しさに耳を奪われる「私は恋人に言った」や、驚くべき緊張感が支配するシンフォニックな「海峡砲撃」などを聴けば、改めてフィンジの作曲能力の高さに驚かされます。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557644 |
若きイタリアのソプラノ、ロザ・フェオーラは2010年のプラシド・ドミンゴ国際オペラ・コンクールで第2位を獲得、国際的な注目を集めています。同時に「聴衆賞」と「サルスエラ賞」も獲得していますから、いかにコンクールの場でも光る存在であったのかは想像に難くありません。2008年にサンタ・チェチーリアで開催されたマスター・クラスでレナータ・スコット、アンナ・ヴァンディ、チェーザレ・スカルトンの薫陶を受け、ケント・ナガノが指揮する「ランスへの旅」のコリーナ役でオペラ・デビューを飾った彼女は、モーツァルトやヴェルディなど着々とレパートリーを増やしながらキャリアを積んでいます。このアルバムはそんな彼女が歌うレスピーギやリストを中心とした、ダンテ、ペトラルカのソネットを題材にした歌曲を収録したもの。言葉の響きを大切にした集中力溢れる見事な歌唱を披露してます。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9039D |
ブリテンの声楽曲は、大抵生涯のパートナーであったピーター・ピアーズのために書かれていますが、この1965年の「ウィリアム・ブレイクの歌と格言」は不世出のバリトン、D.フィッシャー=ディースカウのために書かれています。1960年に作曲された「戦争レクイエム」のバリトン・パートも彼のために書かれたものであったことでもわかるように、ブリテンはディースカウを心から信頼していたのでしょう。この作品もとても練られたものであり、全てに「凝縮と謎めいた微笑」が横溢していて、生半可な歌手では歌いこなせないほどの深遠さを見せています。交互に歌われる格言と歌は全て密接な結び付きを持ち、執拗な言葉遊びと皮肉めいた味わいで満たされています。彼が終生愛した民謡編曲集と、ウォルター・デ・ラ・マーレの詩による歌曲集「売り言葉に買い言葉」も収録。(2012/06/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572600 |