オーバーリンガー, ドロテー(1969-)
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【イタリア古楽界の俊才集団+名手オーバーリンガー!夢の共演が装い新たに】イタリア・バロック最大の作曲家のひとりヴィヴァルディが残したさまざまな楽器のための協奏曲のうち、「フラウト」つまり「笛」の扱いは長年の議論の種でありつづけてきました。作品番号10を冠して楽譜出版したフルート協奏曲集は明確に横笛を想定しているにもかかわらず、そこに集められた協奏曲のいくつかの初期稿には縦笛、つまりリコーダーが念頭に置かれている作例も少なくないからです。さらにフラウティーノ(ソプラノ・リコーダー)独奏のための協奏曲にも傑作があり、このアルバムはそうしたアンビバレントな「ヴィヴァルディの笛」をリコーダー目線から捉えた名盤のひとつとして見過ごせません。なにしろソロ奏者は現代最高のプレイヤーのひとりドロテー・オーバーリンガー、オーケストラはイタリアの俊才集団。民俗音楽とのつながりが垣間見える作品では、当時もしばしば用いられていたハーディガーディも使いながら、抑揚に富んだヴィヴァルディ芸術の味わいを歌心豊かに伝えてくれる傑作アルバムに仕上がっています。(2021/01/15 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A910 |
レーベル創設以来、バロック以前の音楽の可能性を追求してきたALPHAレーベルらしい1枚。この「Gypsy Baroque」と題されたアルバムは、若い頃にポーランドとスロヴァキアの間にあった貴族の邸宅に仕え、この地の民族音楽を知ったテレマンを中心に、ヴィヴァルディやタルティーニと言った、国境を越えて活躍した作曲家の作品を、彼らが影響を受けたであろう「民族音楽」の関係性を探りながら演奏していくという企画盤。要所要所に挟まれた18世紀のジプシー音楽も含め、全てをバロック楽器と民族楽器の混合アンサンブルで演奏したことで、普段なら典雅な響きを放つテレマンの曲も野趣溢れた作品として新たな魅力を見せています。アンサンブルの中心となるヴィットリオ・ギエルミは、イル・ジャルディーノの創設者であり、彼が率いるイル・スオナール・パルランテはジャズと伝統音楽を探求するアンサンブル。革新的なプロジェクトで知られています。https:youtube.com/watch?v=rk4jRvb2GWU(2018/06/29 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA392 |
現代最高のリュート、ギター奏者アクセル・ヴォルフ。彼はハンス・ミヒャエル。コッホに師事し、ナイジェル・ノース、ホプキンスン・スミスのマスター・コースを受講し、ロルフ・リスレヴァントにも師事し研鑽を重ねて来ました。OEHMSレーベルを始め、これまでにも何枚ものCDをリリース。演奏活動も活発に行っています。このアルバムは輝かしさと仄暗さが相俟った独特の静かな音楽で知られるヴァイスの作品を中心に収録した1枚です。彼のオリジナルの作品のいくつかを冒頭に置き、やはり素晴らしいリュート作曲家であるながら、あまり知られる事のなかったバロンのソナタを1曲。そしてヴァイスが編曲したバッハの「ヴァイオリンとチェンバロのための組曲」のリュート版、またヴァイスのオリジナル作品を最後に置くというプログラムで、曲の間に流れる親密な空気が、そのまま演奏家たちの間に流れているというもの。「FRIENDS」と言う言葉がぴったりの1枚です。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC876 |