ルイージ, ジャンルカ
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江蘇省川沙県(現在は上海の一部)出身の作曲家Huang Zi 黄自(1904-1938)。1924年にアメリカに留学、帰国後は上海音楽専科学校で教鞭を執り、後進の育成にあたりました。数多くの歌曲などを作曲しましたが、病のため34歳の若さで急逝。一時期、その作品は忘れられたものの、1978年の改革開放後に見直され始めています。このアルバムに収録されたのは、黄自の没後80年を記念して開催された「国際ピアノ作品コンクール」の入賞作品です。どの曲にも中国の風景の魅力と、中国での素晴らしい体験が反映されており、新しい中国を象徴する作品としての魅力を存分に備えています。52曲の応募作品の中から第1位を獲得したのは、ピアニストとしても活躍するエミール・ナウモフの「セレスティアル・パレード」と、チャン・ジーリャンの「 6人の中国歌劇女役の美女」の2作品。第2位はスン・ハオハンの「天池のこだま」とリュー・ボーの「ガスオ(音楽、メロディーの意)」、第3位はユー・ペンフェイ「わが故郷の野原」とリー・シューイン「ファイヴ」がそれぞれ受賞しています。また演奏しているピアニスト、ジャンルカ・ルイージも「ベスト・パフォーマンス賞」を受賞しています。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579070 |
オーストリア出身の音楽教育家、作曲家テュイレ(本来はフランス系の家系なのでテュイユが正しい)はR.シュトラウスの親友として知られています。ミュンヘン楽派の一人として数えられることもありますが、作風はかなり保守的で、日本ではルドルフ・ルーイとの共著である音楽理論書『和声学』の方が知られているかもしれません。ここに収録された2曲の室内楽作品は比較的知られているもので、確かに六重奏曲はラインベルガーやリスト、ワーグナーの影響を受けていることは間違いありませんが、その後に書かれたピアノ五重奏曲はなかなか雄大で劇的な展開を有しています。(2009/10/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570790 |
オーストリア出身のドイツの作曲家テュイレ(1861-1907 トゥイレとも)のヴァイオリン・ソナタを中心とした1枚です。1880年に作曲された第1番のソナタは、彼の師であったラインベルガーに捧げられた作品ですが、暗さの中に溢れるような情熱の発露が素晴らしく、とりわけ第1楽章のメロディの動きは、おそらく後のR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタに大きな影響を与えているのではと推測したくなるような素晴らしさです。テュイレとR.シュトラウスは親友同士でしたが、現在ではどうしてもテュイレの存在は影に隠れてしまいがち。しかしこのヴァイオリン・ソナタを聴く限りでは、甲乙付けがたい才能を有していたことは間違いないでしょう。1904年に出版された第2番は、フランスのヴァイオリニスト、アンリ・マルトーに捧げられたもので、一層自由な表現力を備えた力作です。なお、本当のところは「テュイレ」も「トゥイレ」も呼び方としては間違いで、フランス風の「テュイユ」と読むのが正しいのだそうです。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572870 |
リストは自身の超絶技巧を誇示するために、同時代の多くの作曲家の作品を自らの手で華麗なピアノ曲へと変貌させました。このメルカダンテのモティーフによる「イタリアの夜会」は1838年に作曲されたもので、リストがこの曲を演奏することで、当時初演されたメルカダンテの歌劇「誓い」の評判をより一層高めることに成功したと言われます。1840年代にヴェルディの作品が台頭してくるまでは確かにメルカダンテが一番のオペラ作曲家でした。パガニーニ大練習曲は、曲集の中に有名な「ラ・カンパネラ」を含むもので、きらめくような超絶技巧が散りばめられています(CDにはS140と表記がありますが実際はS141の改訂版による演奏です。ご了承ください)。他にはロッシーニとスポンティーニの主題による作品も収録。いずれも13歳の時に書かれた才気あふれる華麗な作品です。(2009/11/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570984 |