チュダーク, アンドレア
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裕福な地主ショッレ氏が所有する田舎の邸宅で起きる騒動を描いた楽しいオペレッタ。ヨハン・シュトラウス2世の6作目の喜歌劇=オペレッタ《鬼ごっこ》は、1878年12月18日にアン・デア・ウィーン劇場で初演され、16回再演されたものの、好評を得ることができず、序曲のみは、時折り演奏されることがあるものの、全曲は上演されることがないまますっかり忘れられてしまった作品です。しかし、全曲に溢れる旋律美は名作《こうもり》にひけを取らず、物語に散りばめられたワルツやポルカ、マズルカ、マーチは聴き手をうっとりさせる力を持っています。なかでも第2幕のフィナーレは圧巻。序曲の旋律をそのまま用いたワルツに乗って合唱が「Blindekuh」と繰り返すところはまさに《こうもり》の舞踏会の場面を思わせる華やかさです。1975年生まれの中堅指揮者ダリオ・サルヴィが極上の音楽を紡ぎ出しています。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660434-35 |
子供むけ歌劇《ヘンゼルとグレーテル》で知られる作曲家フンパーディンク。彼は他にもワーグナー譲りの重厚なオーケストレーションを用いた歌劇や、数多くの劇音楽を書いています。このアルバムでは、主としてフンパーディンクの劇付随音楽を収録。これまで見過ごされてきた、革新的でロマンティックな作風による音楽がダリオ・サルヴィの指揮でここに蘇ります。中でも『奇跡』は初期のフルカラーによる無声映画のための作品で、この映画の上演のためにフルサイズのオーケストラと合唱団、教会の鐘や群衆の騒音までが準備されたという大がかりな演出を伴っていました。ここではアドルフ・ロッターの編曲による組曲版が収録されていますが、良く知られた旋律も散りばめられた、当時の情景が目に浮かぶような壮大な音楽です。他にはカンタータ形式の「ケヴラールへの巡礼」や劇付随音楽『女の平和』など世界初録音を3曲含みます。(2020/11/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574177 |
ユダヤ系ドイツ人作曲家マイアベーアの最近発見された作品を含む貴重なアルバム。演奏、監修にあたったダリオ・サルヴィはマイアベーアの研究家として知られています。ユダヤ人であったマイアベーアは決してキリスト教のみを信仰していたわけではなく、ユダヤ教にも深い理解を示していたたため、彼の作品には普遍的な神への祈りが含まれています。そのためキリストへの賛美があるだけでなく、様々な要素が入り混じっています。オペラ《イェフタの誓い》は聖書から題材を採った作品。ピアノも交えた美しいアリアが聴きどころです。貧困層の人々救済のために書かれた「2つの宗教詩」、ピアノ伴奏付きの「神への讃歌」、最近まで失われていた「イエス・キリストの模倣からの讃美歌」は中世後期の精神が反映された慎み深い曲。他、彼が生涯に渡って作曲した詩篇など、マイアベーアの宗教的関心が寄せられた珠玉の作品集です。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573907 |