ウォーカー, アダム(1987-)
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ウェールズの作曲家、ギャレス・ウォルターズは1950年代の初め、パリでリヴィエールとメシアンに学び、そのエレガントで洒脱な書法を身につけました。その前にはブリテンの影響も受けていた彼の書いた作品は、どれも神秘的で少しばかりの夜の雰囲気を身に纏っているようです。ウェールズの言葉で書かれた「心の歌」にはその地の民謡も見え隠れします。フランス風の趣きを持つ「フルートとハープのための小組曲」、名歌手マーガレット・プライスのために書かれた「夕べの詩」など、どれもがじっくりと聴きたい優れた作品と言えるでしょう。(2009/03/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0090 |
マデリーン・ドリングは音楽と演劇を愛する音楽家一家に生まれ、9歳で王立音楽大学の年少部に奨学生として入学。ヴァイオリンを学んだ後、作曲をヴォーン・ウィリアムズ、ハウエルズ、ジェイコブらに師事し、演劇やパントマイムも学びました。その後は劇場や放送のための音楽を作曲するとともに、自ら舞台に立ち、歌やピアノを演奏。「その才能はガーシュウィンに匹敵する」と高く評価され、多くの作品を書きました。1947年に、ロンドン交響楽団の首席オーボエ奏者ロジャー・ロードと結婚。このアルバムには夫ロードのために書いたり編曲したりした曲と、ロードが編曲した曲も含めた、ドリングのオーボエ作品の全てが収録されています。作風はどれも軽快で親しみやすく、時にはジャズ風のハーモニーやプーランクの影響も見られます。イギリス出身のニコラス・ダニエルは、世界的に活躍するオーボエ奏者・指揮者。バロックから現代音楽、室内楽からオペラまで幅広いレパートリーを持ち、さまざまなアンサンブルと共演しています。2004年にQueen’s Medal for Music、2020年には大英帝国勲章(Order of the British Empire)を授与されました。アルバムではオヤルサバル、ウォーカー、ハーマンが共演、息のあった演奏を披露しています。(2025/05/30 発売)
レーベル名 | :Chandos |
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カタログ番号 | :CHAN20344 |
2012年、ピューリッツァー賞を受賞した現代アメリカの作曲家ケヴィン・プッツ(1972-)の作品集。あの「9.11」に触発されて書かれた交響曲第2番は、疑うことを知らない至福の時から暴力的な時へと激変する状況をトレースして行きます。最後に仄かな希望が見えるところが救いです。ミシシッピ川の流れを模した「河の早瀬」はセントルイス交響楽団からの125周年記念委嘱作品で、透明な響きと流れの描写が見事な作品です。モーツァルトのピアノ協奏曲のモティーフが用いられた「フルート協奏曲」はオルソップのために書かれた各楽器の自由な対話と感傷的なメロディが魅力的な曲。初演時はオルソップが負傷していたため他の指揮者が指揮しましたが、今回はオルソップも万全の体調でこの録音に臨み、素晴らしい演奏が記録されました。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559794 |