ヒルシュ, エヴァン
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昨年の夏にこの世を去った作曲家シェイペロウ(1920-2013)。彼は1940年代に頭角を現したアメリカの作曲家で、いわゆる「ボストン六人組」・・・アーサー・バーガー、レナード・バーンスタイン、アーロン・コープランド、ルーカス・フォス、アーヴィング・ファイン・・・に属する人でした。なかでもバーンスタインとはしばしばピアノ・デュオを組み活躍していましたが、しばらくして辞めてしまったことでも知られています。彼の作品はストラヴィンスキーのように新古典派主義の言語を用いており、同時代の作曲家たちがモダニズムの波に乗るのを見ても、自らの作風を変えることはしませんでした。この初期の3つのピアノ曲は、現代的な雰囲気の中にも。ベートーヴェンやシューベルトの面影が見えるような過去を包含するもの。アメリカの現代作品の幅広さを感じさせます。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0211 |
第1集(8.559631)、第4集(8.559634)に続く、アメリカの作曲家ロックバーグのピアノ作品集第2集です。彼は長い作曲家生活のほぼ全域でピアノ作品を書いていて、1941年の最初期の変奏曲から、1996~97年の「2台ピアノのための炎の環」まで様々な作風の変遷を経ながら、凝縮された世界を表現し続けました。ここに収録された「12のバガテル」は短いながらも完結した内容を持つ小品の集合体で、以前、ピアニスト、ハーシュがロックバーグに「シェーンベルクとの関連」を指摘したところ、即座に「それは違う」と反論されたという作品です(確かに、使っている12の音が同じであろうとも、その構成や並べ方が変われば全く違う色合いが出ることは間違いありません)。3つの悲しい作品は驚くほど抒情的ですがジャズ風な趣きも垣間見える美しい曲。ソナタ・セリアは着想こそ初期ですが、50年代に改定され、1998年になってようやく発表された力作です。(2010/06/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559632 |