ヴァリン, ウルフ
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(2008/02/06 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777296-2 |
他のスカンジナヴィア諸国と比べて影の薄いスウェーデン音楽ですが、cpoファンの皆さんならラングストレムやペッテションはもうお馴染みでしょう。ここにご紹介するペッテション=ベリエルは、ピアノ小品や民謡風の歌曲で知られていますが、5曲の交響曲や4曲のオペラなど大曲も数多く作っています。交響曲第2番は、父の影響で古代ギリシャ・ローマの文学や哲学に強い関心を持っていたP.Bが、南国への熱い思いを込めて作曲したもので、北国の若者のギリシャへの旅を標題的に描いています。実は、作曲当時P.Bはドイツより南へ行ったことがなく、初めてイタリアを訪れたのは、その10年後のことでした。空想の中で膨らんだ南国への憧れが、この交響曲を一層美しいものにしたのかもしれません。ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスも、心の込もった夢見るような美しい作品です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999564-2 |
43年という、決して長くはない生涯にレーガーは驚くほど多くの作品を残しました(ただし交響曲とオペラは1曲もありません)。その中にヴァイオリン・ソナタは無伴奏も含めて20曲あり、そのどれもが拡張された和声と、精緻な対位法を用いて書かれていて、極めて渋く美しい光を放つものです。このアルバムでは、かなり初期の作品である第2番のソナタが収録されていますが、18歳の時の作品にもかかわらず、すでに分厚い和声と、諧謔的な表情が見える見事な作品となっています。アルバムのページは、ちょっとした風景を切り取ったかのような彼の作品を完璧に演奏するのは至難の業ですが、ヴァーリンとペンティネンは、豊かな表現力でその高い壁を乗り越えています。2つの小品の、ちょっとひねった味わいもレーガーならではのものです。(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777445-2 |
数多くの優れたオルガン作品で知られるドイツの作曲家レーガー(1873-1916)。2016年は彼の没後100年に当たりますが、これを記念してcpoレーベルでは、彼の「無伴奏ヴァイオリン作品全集」をリリースします。レーガーの無伴奏ヴァイオリン作品は、このOp.42と、Op.91のソナタ(全7曲)、そしてOp.117の「前奏曲とフーガ」(全8曲)、Op.131aの「前奏曲とフーガ」(全6曲)があり、それらが書かれた年代は、ほぼ彼の作曲期間の全てをカバーしています。これはレーガーがヴァイオリンに対して高い関心を有していたことの証明とも言えるでしょう。このOp.42は1900年頃に書かれた作品で、もちろん巧みな対位法が用いられているのと同時に、J.S.バッハへの尊敬の念も強く感じられます。演奏しているのは、すでにレーガーの「ピアノとヴァイオリン作品全集」と「ヴァオリン協奏曲」をリリースしている名手ウルフ・ヴァリーンです。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777762-2 |
ウルフ・ヴァーリンによるレーガー(1873-1916)のヴァイオリン協奏曲の登場です。意外なことに、この作品の録音はカタログ上にあまりありませんでした。演奏される機会もあまりなく、日本での初演は2002年(庄司紗矢香)まで待たなくてはいけなかったほど。演奏時間が1時間弱を要する長大な作品で、キャッチーなメロディこそあまりないものの、レーガー特有の厚みのある管弦楽伴奏と、堂々としたヴァイオリンが絡み合う充実の音楽です。一度聞いただけでは、なかなか全てを味わい尽くすのが難しい作品ですが、聴けば聞くほどに胸にしみるような不思議な音楽です。「アリア」は、あのバッハの「G線上のアリア」を思わせる、静かな歩みの美しい小品です。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777736-2 |