カラフース, ハンス
Search results:3 件 見つかりました。
ペンデレツキの1980年代半ばから90年代前半にかけての室内楽を中心に集めたアルバムです。ペンデレツキは若い頃から室内楽を作曲してきましたが、最近ではこのジャンルに対する関心をますます強めています。いずれも短時間に凝縮された小品で、少ない音で多くを語ろうとする傾向が見られ、一部の曲は瞑想的とさえ言えます。唯一初期のヴァイオリン・ソナタ(1953)は、プロコフィエフやバルトークの影響が感じられる躍動的な音楽です。なお、弦楽三重奏曲はドイツ弦楽三重奏団に、「スラヴァのために」はその名の通りロストロポーヴィチに捧げられています。(2001/01/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :999730-2 |
フランスの、音楽を愛する家庭に生まれたアンリ・マルトー。幼い頃からヴァイオリンを学び、10歳の時にはハンス・リヒターの指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演、公式デビューを果たした神童でした。14歳の時には同じくリヒターとの共演でロンドン・デビュー、その4年後にはパリ音楽院のプルミエ・プリを獲得、マスネから大絶賛されて作品も献呈されます。多くの作曲家たちと交流を持ち、活発な演奏活動を行いながら、教育にも力を注ぎ、ヨーゼフ・ヨアヒムの後継者として数多くの弟子を育てます。しかし第一次世界大戦が勃発、スイスとドイツの関係が悪化し、彼は逮捕、抑留されてしまい、結局は親しくしていた王族がいたスウェーデンに渡り、この地に帰化します。このシリーズでは、素晴らしい功績を残したにも拘わらず、録音も作品の演奏もほとんどないというマルトーが少しずつ紹介されます。この第1集では彼の歌曲と、ヴァイオリン曲、そしてなぜかレーガー作品が含まれています。これは、前述の通り、多くの作曲家と交流を持っていたマルトーが、当時周囲から煙たがられていたというレーガーとも仲が良く、しばしば彼の作品を演奏、紹介していたというエピソードに基づくものです。ブックレットに掲載された、2人が仲良く写っている写真からも彼らのやりとりが聞こえてくるかのようです。興味深いシリーズの始動です。(2016/10/28 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM229 |