スーストロ, マルク(1949-)
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サン=サーンスが作曲した5曲のピアノ協奏曲の中で、第5番は「エジプト風」の表題のおかげで高い人気を獲得しているのに、同じくらい高い完成度を誇る第4番は、ほとんど耳にする機会がありません。しかし、1875年に作曲されたこの作品は、伝統的な三楽章形式ではなく、2楽章で構成されており、作品全体は循環形式が用いられているという画期的なもので、後の「交響曲第3番」を予見させる聴きどころの多い協奏曲です。第5番「エジプト風」は最後のピアノ協奏曲であり、サン=サーンスが愛したエジプトの雰囲気が反映されたエキゾチックな名作。カエルの鳴き声や海を渡る船のエジン音なども聞こえてくる色彩的な曲調が愛されています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573478 |
サラサーテのヴァイオリン作品全集のレコーディングが高く評価されたティアンワ・ヤン。彼女の類い稀なるテクニックと「スペイン音楽に対する強い共感」は、このサン=サーンスでも遺憾なく発揮されています。「序奏とロンド・カプリチョーソ」や「アンダルーサ奇想曲」でも物憂げな気分と情熱的な気分をくっきり描き分け、極めてコントラストの強い表現を見せています。また「ロマンス」での甘い響き、即興的な「演奏会用小品」など、どの曲でも鮮烈な印象を残します。サン=サーンスの円熟期の作品「ミューズと詩人」で共演しているのは、最近人気急上昇中の若きチェリスト、シュヴァーベ。2人の対話は美しさの極みです。(2017/11/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573411 |
チェロの起源は、恐らく中央アジアかインドで生まれた撥弦楽器に端を発し、アラブの貿易路を通ってヨーロッパに到達したとされています。やがて楽器は発展し、18世紀中ごろに現在の形にほぼ落ち着いたようです。とはいえ、19世紀には大きな音が求められるようになり、これまで用いられてきたガット弦(羊の腸)から金属弦が採用されるなど、細かい改造が加えられ、今に至っています。ソロとしてだけでなく、アンサンブルでも強い存在感を示し、その深く美しい音色は広く愛されています。このアルバムにはヴィヴァルディからグッドールまで、およそ300年間に渡って書かれた魅惑的な作品が集められています。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578173 |
新古典的な作品から前衛的な作品まで、幅広い作風で知られるポール・ルーザス。このアルバムには、1995年のBBCプロムスで初演された「ヴィオラ協奏曲」(ここでは2013年にルーザスが改訂したヴァージョンを収録)と、ヘンデルの「水上の音楽」のブーレを主題に90の変奏を施した「ヘンデル・ヴァリエーションズ」を聴くことができます。前衛的でありながらも、ロマンティックさを失うことのない協奏曲、ヘンデルの軽快なメロディが全く原型をとどめないまでに変容していく変奏曲。どちらもルーザスの豊かな個性が提示されています。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226149 |