コッホ, ウォルフガング
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(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Bel Air Classiques |
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カタログ番号 | :BAC128 |
(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Bel Air Classiques |
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カタログ番号 | :BAC428 |
ウィーン出身のエゴン・ヴェレシュ(1885-1974)は、ウィーン大学でグイド・アドラーに音楽学を学び、個人的にシェーンベルクから対位法を学んだ作曲家。1922年に国際現代音楽協会の設立メンバーになり、1929年からはウィーン大学の音楽学の員外教授になるものの、ユダヤ人であったため、1938年にナチス・ドイツの迫害を避けイギリスへ亡命。その後は1974年に亡くなるまでオックスフォードで教育家として活躍しました。この《囚人の犠牲》は彼の活動の絶頂期に書かれた音楽劇。グアテマラのバハ・ベラパス県ラビナルに伝わるアチ・マヤ族の音楽をともなう仮面舞踊劇「ラビナル・アチ」をドイツの作家シュトゥッケンが忠実に現代の言葉に編集した「囚人の犠牲」(1913)に基づいており、内容はラビナル族に侵略を試みたキチェ族の王子が捉えられ、生贄となるまでが描かれた悲劇です。ここに付けられたヴェレシュの緊迫感溢れる音楽を指揮したのは、ベルクの《ルル》の補筆完成を行ったフリードリヒ・ツェルハ。新ウィーン楽派を愛する彼ならではの見事な音作りが聴きどころです。 (2020/10/16 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5423 |
2019年5月25日に開催された『ウィーン国立歌劇場創建150年記念コンサート』。この記念すべき日を飾ったのがリヒャルト・シュトラウスの歌劇《影のない女》でした。1919年にフランツ・シャルクによってウィーン国立歌劇場で初演されたこの作品は、第二次世界大戦で破壊された歌劇場が再建された際の記念公演(1955年)ではカール・ベームが演奏、また1964年にヘルベルト・フォン・カラヤンが退任する際にもこの曲を演奏するなど、ウィーン国立歌劇場にとって非常に所縁の深い作品です。ティーレマンはリヒャルト・シュトラウスについて「私が直接会いたかった唯一の作曲家です」と述べるほど、シュトラウス作品に傾倒するだけあって、一見メルヘン風な物語に隠された複雑な登場人物たちの心情と、これを微細な表現で描き出したシュトラウスの色彩豊かな音楽を丁寧に紡ぎ出しています。グールド、ニールンド、ステンメをはじめとした現代最高の歌手たちの歌唱も見事です。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C991203 |
オスカー・ワイルドの同名の戯曲を原作として、ツェムリンスキー自身が台本を書いた歌劇《フィレンツェの悲劇》。重厚で華麗なオーケストラを縦横無尽に使いながらも、登場する歌手はたった3人のみ。内容はフィレンツェの商人シモーネとその妻ビアンカ、そしてビアンカの恋人グィード・バルディの三つ巴の争いというヴェリズモ風のもの。ただし、この物語は他のヴェリズモ・オペラとは一線を画しており、最後は愛人を手にかけてしまった夫に対し、妻が「あなたがこんなに素敵だったなんて」と惚れ直すという異色の幕切れです。ド・ビリーは、まるでリヒャルト・シュトラウスの《サロメ》のような凝縮した内容を、緊張感途切れることなく流麗に演奏しています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5325 |
作曲家自身の台本による。この神秘的かつ難解な作品ですが、ゲーテの有名な「ファウスト」を下敷きにしたのではなく、ブゾー(1866-1924)ニ自身が幼い頃に見たという人形芝居や、伝承などを組み合わせ、幻想的で複雑な物語に仕立てあげたものです。作曲家自身はこのオペラを完成させることなくこの世を去ってしまったため、弟子のヤルナッハが補筆した版や、音楽学者のボーモントが補筆した版が存在しますが、この演奏はブゾーニの作曲した部分のみという潔いものです。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC956 |
1918年にメトロポリタン歌劇場で初演されたプッチーニの“三部作”。1幕物の歌劇を3作、一晩で連続して上演するという試みで作曲されましたが(一説にはワーグナーの《指環》をパロディー化するつもりだったとも)、各々のオペラには目立った共通項はなく、現在では単独、または他の作曲家の1幕物歌劇と併せてなど、様々な方法で上演されています。この冒頭を飾る《外套》は、荷物船の老船長が部下の若者を手にかけてしまうショッキングな物語。船長の妻を奪う若者を歌うのは2016年にこの世を去ったヨハン・ボータ。輝かしい歌声は全てのアンサンブルを牽引します。2010年までウィーン放送響の首席指揮者を務めたド・ビリーのバランスの取れた音作りも聴きどころです。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5326 |
厳格な教皇ピウス4世によって、ポリフォニー様式のミサ曲の全廃が検討されていた頃(多声ではなく、グレゴリオ聖歌のような単旋律に戻そうという動き)、それを危惧した枢機卿ボロメオがパレストリーナに新作ミサ曲を依頼します。パレストリーナの弟子や息子は、その時代の前衛音楽に心惹かれています。年齢と能力の衰えを理由に、一度は依頼を断ろうとしたパレストリーナですが、その夜に過去の巨匠たちの幻影や、天使たちが現れ、それに拠って霊感を得たパレストリーナは、美しいミサ曲を書き上げます。
トリエントの宗教会議では、スペインとイタリアの間で激しい紛争が起こりますが、パレストリーナが書いたミサ曲のおかげで解決します。しかし、結局のところ、彼自身は自らの引き際を感じ、最後は祈りで終息します。
後期ロマン派の作曲家、プフィッツナーによる大作「パレストリーナ」。この作品は実在の作曲家パレストリーナが「教皇マルチェルスのミサ曲」を書くにあたってのエピソードを中心に、芸術家の厳しい自律の精神と、16世紀当時の宗教問題も交え描かれた壮大なるドラマです。1917年にワルターの指揮で初演され、トーマス・マンを始めとした文化人たちに高く評価されました。高い倫理性と哲学的な真摯さを持ち、また、パレストリーナが霊感を得る場面からミサを書き上げるまでの音楽の素晴らしさは、言葉に尽くせません。
ドイツでは非常に大切にされているこの作品、オペラに付き物の恋愛要素はありませんし、なかなか理解するのは難しいかもしれませんが、過去にはクーベリックの名演があったり、最近では見事な映像もリリースされているので、一度味わってみてはいかがでしょう?素晴らしい歌手陣とペトレンコの集中力ある指揮が、このドラマを一気呵成に聴かせます。(2012/05/09 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC930 |