エメリアノフ, アンドレ
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女流ながら、といったら失礼になるのか、ジョーン・タワーの音楽にはただならぬ熱気が渦巻いており、その気迫には圧倒されるものがあります。例えばピアノ独奏のための「じっと鼓動する」がよい例でしょう。ストラヴィンスキーとバッハに対するオマージュでもある同曲には、有名な「春の祭典」の一部にそっくりな楽想も登場しますが、和音打撃などの激しさにはちょっとオドロキです。これまた異様にヴィルトゥオジックな、無伴奏ヴィオラ曲の「野性的な紫」、作曲者の友人の死や、9・11同時テロに対する、文字通りの慟哭である弦楽四重奏のための「想い出に」なども(静と動の対比も見事)、凄まじいテンションです。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559215 |