オッペンス, アーシュラ(1944-)
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映画音楽を始めとする広範囲な作品を次々と生み出す、アメリカの作曲家コリリアーノのピアノ作品集です。トラック1-3の「ウィンギング・イット」はピアニスト、オッペンスのために書かれ、彼女が初演し、また、このアルバムが世界初録音となります。「キアロスクーロ」と「カレイドスコープ」はコリリアーノ作品の中では珍しい2台ピアノのための曲。オッペンスの長年の協力者、ローウェンタールが絶妙のアンサンブルを醸しだします。キアロスクーロでは4分の1の微分音が使われています。美しいコラールを取り巻く夢幻的な響きで頭の中をぐらぐらさせましょう。ただし、気持ちが悪くなる人には・・・オススメいたしません。他にもミニマル好きには「オスティナートによる幻想曲」、機能的な音を聴きたければ「幻想的練習曲」がオススメです。(2011/08/10 発売)
レーベル名 | :Cedille |
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カタログ番号 | :CDR90000-123 |
チリの「ヌエバ・カンシオン=新しい歌」の代表ともいえるセルヒオ・オルテガ作の「不屈の民」は、1973年のチリ・クーデターの後に国際的に有名になり、世界中の様々な抵抗運動で用いられ、そのメロディも形を変えて伝播しています。なかでも、このジェフスキー(1938-)が書いた36の変奏曲は、数多い現代音楽の中でも異例の人気を誇っています。主題そのものは単純で誰もが歌えますが、そのあとに続く変奏曲は超絶技巧が求められるものです。アバンギャルドからジャズまで多様な様式を持つ変奏を聴いているだけでも途方にくれてしまうかもしれません。ここでピアノを演奏しているウルスラ・オッペンスはこの曲の作曲ををジェフスキーに依頼した立役者。1976年の「アメリカ建国200年記念音楽祭」でこの曲の初演を担った彼女ですが、今回初演40周年を記念して、再度の録音が実現したというものです。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Cedille |
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カタログ番号 | :CDR90000-158 |
女流ながら、といったら失礼になるのか、ジョーン・タワーの音楽にはただならぬ熱気が渦巻いており、その気迫には圧倒されるものがあります。例えばピアノ独奏のための「じっと鼓動する」がよい例でしょう。ストラヴィンスキーとバッハに対するオマージュでもある同曲には、有名な「春の祭典」の一部にそっくりな楽想も登場しますが、和音打撃などの激しさにはちょっとオドロキです。これまた異様にヴィルトゥオジックな、無伴奏ヴィオラ曲の「野性的な紫」、作曲者の友人の死や、9・11同時テロに対する、文字通りの慟哭である弦楽四重奏のための「想い出に」なども(静と動の対比も見事)、凄まじいテンションです。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559215 |
リトアニアの作曲家&ピアニスト、バチェヴィチウスは「知られざる」20世紀音楽の先駆者の一人です。このアルバムは彼の代表作で7つの「モット」(リトアニア語 ?odis…言葉の意)が収録されています。これらは1933年から1966年の間に書かれていて、スクリャビンの作風を継承する初期のスタイルからプロコフィエフやストラヴィンスキーの影響を受けながら少しずつ変容し、やがては彼独自の音楽的言語へと進化していく様子を見ることができます。オルガンで奏される幽玄な第2番、音が粒子のように飛び跳ねる第7番など、とても面白いものばかりです。(2012/07/11 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0134 |
これまでにグラミー章を2回受賞したアメリカの作曲家ウィリアム・ボルコム。4人のピアニストが分担して演奏した、世界初録音も数多く含むこの曲集、最も古い時代に書かれた曲は1956年の「春のダンス」と「ピアノのためのエチュード」の一部、そして最も新しい曲は2012年の「夜の瞑想」で、その年代は50年以上に及び、作風もラグ風であったり、アヴァンギャルドであったりと様々に変化しています。20世紀後半から21世紀にかけての『アメリカ・ピアノ音楽』の歴史を垣間見ることができる、資料としても貴重なアルバムです。(2017/12/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559832-34 |