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バスウェル, ジェームズ

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    エルキン:舞踏組曲「コチェクチェ」/ヴァイオリン協奏曲/交響曲第2番(バスウェル/イスタンブール国立響/クチャル)

    エルキン(1906-1972)は、サイグンらとともに「トルコ5人組」と呼ばれるトルコのクラシック音楽を発展させたグループの一人の作曲家。その「5人組」のメンバーは、みな20世紀の初頭に生まれ、当時の大統領と連動し、トルコの西洋化を進めるために力を尽くしたことで知られています。1906年に生まれたエルキンは、パリに留学しナディア・ブーランジェに師事、最先端のフランス音楽を学び帰国、トルコにできたばかりのアンカラ音楽院の教授となります。その後、1949年から1951年までは音楽院の院長を務め、後進の指導にあたりながら、自身も2つの交響曲をはじめ、ヴァイオリンやピアノ協奏曲、数多くのピアノ曲、歌曲を作曲します。以前のトルコの音楽は西洋のものとは全く異なっており、複雑なリズム(西洋人には理解が難しかった)とメロディを持っていましたが、エルキンはこれらの伝統的な要素を西洋音楽に取り入れ融合させたのです。とりわけ「キョチェケ」と呼ばれる固有の舞曲を用いた狂詩曲が聴きものです。(2016/06/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572831

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    巡礼の行進 - アメリカ・クラシック音楽の先駆者たち

    多民族の移民国家であるアメリカのクラシック音楽は、当然のことながら様々な要素、すなわちロマン派や印象派といったヨーロッパのクラシック音楽に加え、ジャズやポピュラー音楽、あるいは黒人霊歌やラテン音楽の影響などが反映され、人種ならぬ音楽種の坩堝といった様相を呈しています。NAXOSのアメリカン・クラシックス・シリーズでは、そんなアメリカ音楽を多角的に取り上げてきましたが、その中からハイライトともいうべき楽曲を、なるべくバラエティーに富ませてピックアップしてみました。特に当シリーズが初めてという方には、結構意表を突く出会いがあるかもしれません!(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559200

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    ソール:キエフ2014/ヴァイオリン協奏曲/祝典序曲(リュウ・ロンフェ/バスウェル/ソール/ウクライナ国立響/クチャル)

    デューク大学とイーストマン音楽学校で学んだ作曲家、ピアニスト、ウォルター・ソウル(1954-)の作品集です。彼の作品には独自の宗教性が宿っていて、例えばこのアルバムに収録された「クリスマス交響曲」も、よくある華やかさや喜びの追求だけではなく、キリスト降誕にまつわる4つの重要な情景が静かに描かれているのです。「キエフ2014」は激動のウクライナに向けて書かれた最新作で、虐殺された者への哀悼、紛争を乗り越えるための希望と、キリストへの信仰が仄めかされ、最後には高らかな勝利への賛歌が奏されるのです。「ヴァイオリン協奏曲」にも三位一体やキリストの12使徒などが暗示され、やはり最後は複雑なフーガで大いなる神への賞賛を表現しています。奴隷制度廃止に尽力した第6代アメリカ大統領ジョン・クインシー・アダムスを讃えての「祝典序曲」でも神への感謝が示されるなど、全てにおいて彼の作品は、神と一体化しているのです。(2015/11/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559791

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    タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 5 - 第8番/弦楽五重奏曲第2番(カルペ・ディエム弦楽四重奏団)

    2005年に設立、世界的に認められているアメリカのカルペ・ディエム弦楽四重奏団によるタネーエフ(1856-1915)の弦楽四重奏曲全集も、この第5集で完結となります。ピアニスト、教師として活躍したタネーエフは、自作を出版することにあまり興味を示さなかったため、後世に残された作品数はあまり多くありません。とは言え弦楽四重奏曲は番号なしも含めると、全部で11曲あり、そのどれもが見事な対位法を駆使したベートーヴェンやブラームスに通じる堅固な風格を持つ、技巧が凝らされた充実した作品です。チャイコフスキー作品のような叙情性はあまり感じられず、ひたすら音楽を究めていく曲が多く、この第8番の四重奏曲も、終楽章に壮大なフーガが置かれた充実した音楽です。同時収録の弦楽五重奏曲は、彼の晩年の作品で、1904年に亡くなったロシアの慈善家、出版業を営むパルヤエフの思い出に捧げられています。第2楽章の美しい賛美歌のようなメロディが、彼の想いを物語っているかのようです。(2016/12/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573671

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    バーバー:ヴァイオリン協奏曲/弦楽のためのセレナード/組曲「思い出」(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/オルソップ)

    アメリカ産ヴァイオリン協奏曲の中でも、バーバーの作品は最もポピュラリティを得ているものの一つといってよいでしょう。抜ける青空のように爽やかな主題がいつまでも耳に残る第1楽章、ほのかな甘い叙情味を加え、ピアノも参加した絶妙なオーケストレーションが印象的な第2楽章、一転して技巧的な無窮動の嵐となる第3楽章のそれぞれが、ヴァイオリンという楽器の特性を余すことなく活かしきった名曲です。堅牢な職人芸に支えられた併録の「スーヴェニール」は、一層親しみ易い性格を持ち、特に「へジテーション・タンゴ」など、この作曲家の持つ良い意味での大衆性が満開となっている格好のサンプルです。(2002/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559044

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    ピストン:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番/ヴァイオリン幻想曲(バスウェル/ウクライナ国立響/クチャル)

    ピストンは20世紀アメリカの音楽界を展望する上で欠かせない一人です。パリで作曲を学んだ彼は、何より教育者として重要で、彼の教科書は音楽を学ぶ学生のスタンダートとなりました。作曲家としてはメソッドに常に忠実、一度書いた作品を改訂することは稀だったと言います。8つの交響曲などと並ぶ代表作がここに聴く2つのヴァイオリン協奏曲。第1番は調性も明確で親しみやすく、ピストン入門に相応しい作品です。第2番と「幻想曲」は、より抽象的な玄人好みの作品。7歳でデビュー、豊富なキャリアを誇るアメリカのバスウェルのソロでお届けします。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559003

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    ピストン:室内楽曲集(バスウェル/クチャル/ウォルシュ/ホール/マンロー)

    アメリカ出身でハーバード大学で作曲を学び始め、パリで研鑚を積み帰国後、教育者として名声を確立したピストン。量は決して多くない彼の作品から、後半生に書かれた、録音自体が珍しい室内楽をお届けします。最も作曲年が古い「五重奏曲」では、1の爽やかな冒頭にご注目、フルート・ファンには美味しい!その7年後の「ピアノ五重奏曲」ではリズミカルなフィナーレが耳を楽しませます。「弦楽六重奏曲」と「ピアノ四重奏曲」は、静的、抽象的、深遠という言葉が似合う、室内楽を心から愛する方に訴える傑作です。(2000/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559071

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    リース:交響曲第4番「追悼の蝋燭」(ウクライナ国立響/クチャル)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559002