クリコヴァ, イリーナ(1982-)
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すでにNAXOSから2枚のアルバム(8.572717, 8.572390)をリリースし、2013年には来日公演も行い、その才能を存分に見せつけたロシアのギタリスト、イリーナ・クリコヴァ。見た目は実に愛らしい女性ですが、実は数多くのコンクール受賞歴はもちろんのこと、25年に渡る演奏活動を続けているという、相当な実績のある人なのです。そんな彼女の今回のアルバムは、故郷であるロシアの現代音楽集。現代と言っても前衛的な作品ではなく、どれもが詩情溢れるステキな作品です。静けさと活気が絶妙にブレンドされたヴァシリエフの作品から、聴き手の耳をひきつけることは間違いなし。クリコヴァの深みのある音色は、郷愁と憧憬を呼び起こし、その技巧とともに深く深く心に染み込んでくることでしょう。NAXOSの数あるギターアルバムの中でも、とりわけ強くオススメしたい1枚です。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573308 |
2008 年のアルハンブラ国際ギター・コンクールで優勝を飾ったイリーナ・クリコヴァの2 枚目のアルバムです。彼女は同じ年にミケーレ・ピッタルガ国際ギターコンクールでも優勝していてその記念アルバムは8.572390 でリリースされています。前作は全て20 世紀の作品で、その強烈な個性を見せてくれた彼女ですが、こちらは、まず自身の編曲によるJ.S.バッハで聴き手の心を奪います。確かな技巧はもちろんのこと、バッハの音楽と一体化した見事な感性には驚くばかりです。華麗なソルの「幻想曲」とカステルヌォーヴォ=テデスコの「ソナタ」もふくよかな音と表現で見事に聴かせます。デル・レイの「カルフォルニア組曲」はポピュラー音楽を思わせる歌謡性に満ちた音楽で、その親しみやすいメロディには心惹かれる人も多いことでしょう。最後はトレモロが泣かせるタルレガの名曲。これは間違いなく一級品です。(2011/09/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572717 |
2008年のアレッサンドリアのミケーレ・ピッタルガ国際ギターコンクールで優勝、その才能を全世界に認めさせた才媛、イリーナ・クリコーヴァのデビュー・アルバムです。ここに収録された作品は全て20世紀になって書かれたもの。古典的なフォルムを備えた曲からジャズ的要素満載の曲まで幅広い表現が求められています。曲の解釈、音色、そして表現力全てにおいて完璧。聴衆の心を捉えて離すことのない強烈な個性を備えた彼女のギターの魅力の片鱗が、この曲集から感じ取れることでしょう。例えば、ラジオ・フランス・ギターコンクールの委嘱作であるブローウェルの「ジャンゴ・ラインハルトの主題による変奏」は、ジャズ的な主題を敢えて古典的な舞曲として変化させたもの。まずは、こういうひねくれた作品に真っ向から挑む彼女の心意気を感じてみてください。(2009/11/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572390 |
若手ギタリストの登竜門として知られる「ミケーレ・ピッタルーガ国際ギター・コンクール」。1968年からジェノヴァ近郊のアレッサンドリアで、この町出身のギター研究家の名を冠して開催されている権威あるコンクールです。1977年、第10回コンクールの優勝者は日本を代表するギタリストの一人、山下和仁でした。2007年からは優勝者のリサイタル・アルバムがNAXOSから発売されることもコンクールの魅力の一つとなっています。このアルバムは2006年から2015年までの優勝者のアルバムからコンパイルしたもの。多彩な曲と優れた演奏は、このコンクールのレヴェルの高さを雄弁に物語っています。/(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573850 |