ホワイト, ジェレミー
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【ブリン・ターフェル&パッパーノによる作品の「原型」に迫る《ボリス・ゴドゥノフ》原典版(1869)登場!】時はイワン雷帝亡き後のロシア「動乱時代」の始まり。皇位継承者ドミトリーを殺害しその皇帝の座を手中に収めたものの、良心の呵責に懊悩するボリス・ゴドゥノフの没落、そしてその死を描くプーシキンの史劇『ボリス・ゴドゥノフ』……歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》は1869年に完成したものの、その後作曲家自身、リムスキー=コルサコフ、ショスタコーヴィチらによる手が加えられた複数の改訂版により、この原典版(1869)はあまり顧みられることはありませんでした。本作は、この《ボリス・ゴドゥノフ》のオリジナルの姿を蘇らせるべく、音楽的にはボリス役初挑戦となったブリン・ターフェルが倨傲と脆弱さを併せ持つ主人公の姿を、迫真の歌唱で演じ、近年その充実ぶりが目覚ましいコヴェント・ガーデンの合唱団とオーケストラから、パッパーノが厳(いか)つく重厚な響きを引き出しています。さらに、演劇的にも皇位簒奪者の心の闇、廷臣の陰謀、無名の民衆の動きをくっきりと可視化するリチャード・ジョーンズによる舞台演出により、ムソルグスキーがプーシキンの史劇から着想した《ボリス・ゴドゥノフ》の原案かくやあらんという説得力あるドラマとして結実しています。(2023/07/28 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OABD7314D |
【アスミク・グリゴリアンの蝶々さん、満を持してコヴェント・ガーデンに登場!】2024年3月、今をときめく歌姫、アスミク・グリゴリアンが蝶々夫人役としてコヴェント・ガーデンに登場し大きな話題を呼びました。グリゴリアンのコヴェント・ガーデン出演による舞台映像は、好評を博したヤナーチェク《イェヌーファ》、ドヴォルザーク《ルサルカ》に続く3作目。この上演では、未知の世界に憧れる純真な少女から、母となり、愛する夫の帰宅を待ち続ける忍耐強く、誇り高い女性へと変身を遂げる主人公を、期待に違わぬ迫真の歌唱で演じています。伸びやかな美声を聴かせるピンカートン役のジョシュア・ゲレーロ、表情豊かなシャープレス役のラウリ・ヴァサル、ゴロー役の演技派ヤーツォン・ホァン、蝶々さんに寄り添う健気なスズキ役のホンニー・ウーら、脇を固める粒よりの歌手たちの好演が光ります。コヴェント・ガーデンの《蝶々夫人》の定番となっているモッシュ・ライザー&パトリス・コーリエのコンビによる演出は、作品の佇まいを端正に描く洗練されたもの。タクトを執るケヴィン・ジョン・エドゥセイが率いるオーケストラと合唱によるプッチーニの音楽の豊かな情感と流麗な響きは、グリゴリアンを中心とした歌手たちによる歌唱演技を見事に支え、その始まりから悲劇の結末に至るまで、観る者を釘付けにせずにはおきません。(2024/11/22 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OABD7328D |