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チェカンティ, ドゥッチョ

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    ダラピッコラ:ソナティナ・カノニカ/タルティニアーナ第2番(プロッセダ)

    20世紀イタリアの巨匠・ダッラピッコラの室内・器楽曲は、小粒ながらもスパイスの効いた作品ばかりです。特に対位法の冴えには目を瞠るものがあります。比較的有名な作品としては、「パガニーニの奇想曲によるソナティナ・カノニカ」が挙げられましょう。タイトルどおり、原曲をカノンとしてパラフレーズしたものですが、演奏・作曲技法の両面で名技的な性格が強く、明るいながらも、異様な緊張感が張り詰めた、独自の音世界が現出してます。他にも、バッハに対するオマージュである「アンナリベラの音楽帳」、音数が多いながらも、決して透明感を失わない「インニ」(当盤では多重録音で収録)など、興味深い作品が目白押しです。(2005/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557676

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    マックスウェル・デイヴィス:独奏ヴァイオリンのためのソナタ/ 2人のヴァイオリン弾き - 舞曲/ヴァイオリン・ソナタ/フェア島への旅(チェカンティ/カニーノ)

    2016年3月にこの世を去った作曲家、マクスウェル・デイヴィスの最後の作品を含む「ヴァイオリンのための作品集」。彼が愛したオークニー諸島の風景を映した「遠き島への旅」を始め、3曲が21世紀になってから作曲された作品です。晩年のデイヴィスの作品を精力的に演奏し、彼の作品の普及に貢献したヴァイオリニスト、ドゥッチョ・チェカンティに捧げられた「ソナタ」は20分ほどの長大な作品。時折牧歌的な雰囲気に満たされますが、曲全体は緊迫感に満ちた難解な構成になっており、最晩年のデイヴィスの音楽観が反映された見事なものとなっています。比較的初期に書かれた「2台のフィドルのための踊り」は子供のためのオペラの挿入曲。フィドルの素朴な響きは、ヴァイオリンで奏しても変わることがありません。“古代ローマを想像で散策する”というヴァイオリン・ソナタは、様々な場面を音で巡る幻想曲。全て、デイヴィスの良き理解者チェカンティによる演奏です。(2017/01/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573599