カルデネス, アンドレス
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スペインに生まれアメリカに学んだバラダは、生命力溢れる民族的な素材を巧みに織り込むことによって、個性的で説得力のある、かつ親しみやすい(かといって安直・陳腐ではない)音楽を生み出すことに成功しているといえるでしょう。20世紀の作品ならではの錯綜した複雑な語法の渦の中から、あたかも悠久の時の流れを感じさせるような民謡調の楽想が力強く立ち上がってくる場面では、聴くものの心を落ち着いた感動へと誘います。各曲ともにオーケストレーションは念の入ったものとなっており、頻出する弦のグリッサンド奏法等には耳を惹きつけられます。またヴァイオリン協奏曲では独奏パートに要求されるなかなか名人芸的な書法も聴きものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554708 |
スペイン生まれの異色作曲家、レオナルド・バラダ(1933-)の作品はどれも一癖も二癖もある独特なもので、それは交響曲であっても、オペラであっても、いつなんどきも強い主張をしているものですから、聴き手としては黙って通り過ぎるわけにはいきません。今作はカプリチョス(狂詩曲)と題された1連の組曲です。自由なラテンアメリカのダンス音楽集である第2番、ボランティアの軍隊へ敬意をあらわすための5つの小曲からなる第3番、そしてジャズのイディオムを持つ第4番。暴力的なパワーを持ちながらも、どこか足取りがふらつくような、ユーモラスさと悪魔的な嘲笑を持ち合わせた作品群です。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572176 |