シュナイダー, ニコライ
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cpoレーベルでは、およそ20年前にクルシェネク(1900-1991)の交響曲の録音を続けていました。しかし、その時点で第4番は録音されることがありませんでした。その後、今から5年前にcpoのスタッフがクルシェネク研究所から呼び出しを受け、「ぜひとも交響曲全集を完成させてほしい」と懇願されたとか。それにより実現したのがこの録音です。この交響曲第4番は、クルシェネクがアメリカに亡命していた時期の作品で、大指揮者ミトロプーロスの依頼で書かれたものです。初演の指揮を担ったのもミトロプーロス。新古典主義、無調など当時の趨勢を見極めた意欲的な作品で、強い表現力と力溢れる音楽に満ちています。1920年代に書かれた合奏協奏曲も歯切れのよい作品です。(2011/06/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777210-2 |
「交響曲第3番 ニ短調 Op.67」「チェロ協奏曲 イ短調 Op.84」といった文字の並びを見ると、「これはロマン派の作品かな?」というのが普通の感覚ではないかと思いますが、どちらも2000年を過ぎての作品で驚きです。中身の方も当然「これはブラームスかブルックナーか??」かといった具合の、シンフォニック・ワールドが展開されていて、交響曲のスケルツォには、ブルックナーの第9の激似部分もあったりします。が、恐らくそれはオマージュとも言うべきもので、全体としては、「知られざる19世紀の作曲家が発掘された」といった感の、独自のリリシズム溢れた個性を発揮していているのがユニークなところです。(2003/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551212 |