ランクール, ステファン
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バーバーの管弦楽曲集もこれでついに最終巻、当盤には多彩な曲想の楽曲が集まっています。「キャプリコーン協奏曲」は、バッハのブランデンブルク協奏曲第2番と全く同じ編成(フルート、オーボエ、トランペットと弦楽)のために書かれていますが、肩の力が抜けたような軽やかさが持ち味です。また「ヴァネッサ」からの間奏曲や「カンツォネッタ」などは、有名な「弦楽のためのアダージョ」に通ずるような、透徹した叙情性が味わえる、しっとり系の作品。ところが「ブリッジ遊び」となると、たった一幕、9分あまりといってもこれは立派な歌劇、しかも語法にはジャズの要素がふんだんに取り込まれているのだから、驚かされてしまいます。(2005/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559135 |
イギリスの名匠・ロースソーンの協奏的性格を持つ傑作3曲を集めた一枚です。チェロ協奏曲では相当に名人芸的なパッセージを含む独奏パートと手の込んだオーケストラパートを、また管弦楽のための協奏曲ともいうべき性格を持つ交響的練習曲ではそれ以上に華やかなオーケストレーションを聴くことができますが、支配的なのはむしろ胸に染みるような哀感、どこまでも透きとおるような美しい詩情といえましょう。さらにオーボエ協奏曲では、独奏楽器の持つ独特の音色と弦楽器のみというオーケストラパートの特異性がこの傾向に拍車をかけており、大変に渋く、そして深い情感を帯びた仕上がりとなっています。特に音数も相当に少ない第2楽章に聴く寂寥感は絶品です!(2001/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554763 |