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タルヴィ, イルッカ(1948-)

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    アルバート:イン・コンコルディアム/ツリーストーン(シアトル響/シュワルツ)

    ニューヨーク生まれの作曲家アルバートは、「新ロマン主義」の最も熟練した技法を持つ人として賞賛されています。彼は古典的な音楽に現代的な技法を結びつけるべく、様々な試みを行いましたが、突然の事故でこの世を去ってしまい、その答えは永遠に出ることはありませんでした。また知的モダニズムの権化であった彼は、自らの作品中に難解なテキストを用いることを好み、とりわけ「翻訳不可能」とまで言われたジョイスのフィネガンズ・ウェイクは、このアルバム中のツリーストーンを始め、交響曲第1番「リヴァー・ラン」(8.559257)でも効果的に使われています。また、ヴァイオリン協奏曲の形式を持つ「イン・コンコーディアム」では、オーケストラの楽器の雄弁さも見事であり、これらを有機的に結び付けているヴァイオリンも、これまた素晴らしい働きをしています。(2012/04/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559708

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    クレストン:交響曲第5番/トッカータ/パルティータ(シアトル響/シュワルツ)

    イタリア系移民の子としてニューヨークに生まれたクレストンは過去の大作曲家たちの音楽に魅せられ、基本的に作曲を独学で学び、大恐慌後のアメリカで好んで演奏されるほどに成長しました。伝統的な書法のため暫く忘却の時代が続きましたが、本人の死後ようやく、再び見直されているのです。例えばホイットマンに触発された「揺籃の中から」の、ピアノを中心とした美しい響きは、聴き手を魅了して止まないことでしょう。「交響曲第5番」や「祈りと舞曲」の後半のようにリズミカルな作品は、決して調性がわかりやすくないのに、不思議な魅力を発散、思わず興奮を誘います。DELOSレーベル音源の再発売盤。(2004/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559153

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    ダイアモンド:交響曲第1番/ヴァイオリン協奏曲第2番/巨大な部屋(タルヴィ/シアトル響/シュワルツ)

    新ロマン主義としての立場を旗幟鮮明にしていたダイアモンドですが、「交響曲第1番」や「ヴァイオリン協奏曲第2番」は、どちらかといえば新古典主義的な作風が支配的で、簡潔な形式の中で手際よく表現されている明朗快活な曲想と、スパイスの効いたオーケストレーションが聴きものです。一方、幻想曲との言明の通り、自由な形式による「巨大な部屋」は、行き違いで投獄された体験に基づく、E.E.カミングズの戦争小説にインスパイアされた作品ですが、こちらではより生々しい表現が前面に出てきており、ゆったりとした流れの中で繰り返される、情感のうねりが静かな感動を誘います。(2003/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559157

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    J.S. バッハ :レスピーギとエルガーによる管弦楽編曲集(シアトル響/シュワルツ)

    いつの世もバッハの作品から多くのインスピレーションを受け取る人が多いものです。このアルバムではレスピーギとエルガー、2人の大作曲家による編曲をお楽しみいただけます。「ローマ三部作」で絢爛豪華な音楽を聴かせるイタリアの作曲家レスピーギは、1929年から30年にかけて、ヴァイオリン・ソナタをはじめとする幾つかの作品に大胆なオーケストレーションを施しました。どの曲もどっしりとした低音を利かせ、重厚で荘厳な響きが魅力的。メロディは確かにバッハなのですが、後期ロマン派の香りが強く感じられるユニークなものとなっています。「前奏曲とフーガ」に至っては、もう別世界の音楽へと変貌しているところが楽しい限りです。エルガーによる「幻想曲とフーガ」の編曲(1921年)にも注目。フーガの部分はまさに「エニグマ」そのもの。壮大かつ豊かな響きに大満足間違いありません。(2012/04/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572741