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レースヴオリ, ヨハンナ

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    ベートーヴェン:劇音楽「シュテファン王」/付随音楽「レオノーレ・プロハスカ」(キー・アンサンブル/アボエンシス大聖堂聖歌隊/トゥルク・フィル/セーゲルスタム)

    2020年ベートーヴェン・イヤーに寄せる希少作品の登場。オーストリア皇帝フランツ1世の肝いりで、ブダペストに建築された大きな劇場のこけら落としのために1811年にベートーヴェンが作曲した付随音楽「シュテファン王」。西暦1000年にハンガリー王国を建国したイシュトヴァーン1世が描かれたこの作品は、祝祭的な序曲で始まり、合唱と台詞で迫りくる敵と戦う王の偉業が描かれています。壮大な音楽が付けられていますが、以降はあまり演奏される機会がなく、現在では序曲がかろうじて時折演奏されるのみの「知られざる作品」になっています。他にはベートーヴェンが関心を抱いていたレオノーレ・プロハスカ(男装して軍隊に入隊し活躍したものの戦いで命を落とした)のための音楽や、1815年に開催された“ウィーン会議”を祝した曲など勇ましく壮観な合唱曲をレイフ・セーゲルスタムが指揮するトゥルク・フィルハーモニー管弦楽団とトゥルクの室内合唱団“キー・アンサンブル”他の演奏で聴くことができます。(2020/01/31 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574042

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    ベートーヴェン:皇帝ヨーゼフ2世葬送カンタータ/皇帝レオポルト2世戴冠式カンタータ(アボエンシス大聖堂聖歌隊/セーゲルスタム)

    1790年に皇帝ヨーゼフ2世が亡くなった時、ベートーヴェンはボンの宮廷音楽隊のメンバーでした。ボンの市民たちは喪に服し、ベートーヴェンも皇帝のための追悼カンタータを作曲、さらにヨーゼフ2世の後を引き継ぎ帝位を継承した「レオポルド2世の戴冠式のためのカンタータ」の作曲も思い立ち、見事な作品を書き上げました。しかし、演奏の機会を持つことはできず、どちらも用途の決まった作品であったためか、ベートーヴェンの生前に演奏されることはありませんでした。とはいえ、彼はこの2曲の仕上がりに自信を持っていたようで「葬送カンタータ」の一部は、のちに歌劇《フィデリオ》のフィナーレに転用、また「戴冠式カンタータ」は、1790年、もしくは1792年、ボンに立ち寄ったハイドンに見せたとされています。どちらも20歳前後の若者の作品とは思えないほどの高い完成度を誇るカンタータを、セーゲルスタムが堂々たる演奏で聴かせます。(2020/03/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574077