ジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ
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名指揮者クラウディオ・アバドも大絶賛したドイツの若きピアノ・デュオによるアレンスキーです。1971年生まれのアグリカ・ジェノワと1969年生まれのリューベン・ディミトロフの2人によって1995年に結成されたこのピアノ・デュオは1996年ミュンヘンで開催されたARDコンクールを皮切りに、1997年マイアミ開催のムライ・ドラノフ・ピアノ・デュオ・コンクールの他、1995年の東京ピアノ・デュオ・コンクール、同年のベルリン音楽コンクールなどで賞を獲得、同時にヨーロッパからアジア、アフリカ、アメリカで幅広く演奏活動を行っています。彼らが演奏するのはアレンスキーの「5つの組曲」で、45歳の若さで亡くなった彼の作曲技法が濃縮されている、密度の濃い作品です。2人のピアノは、大胆な妙技で、この曲の持つ魅惑的で活発な面に光をあて、アレンスキーが決してチャイコフスキーやリムスキー=コルサコフのエピゴーネンではなかったことを証明しています。(2012/07/11 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777651-2 |
2017年のエコー賞を受賞したピアノ・デュオ「ジェノヴァ&ディミトリー」の最新アルバム。今回はツェルニーとブルッフという異色の組み合わせです。古典派とロマン派の架け橋であり、ベートーヴェンの良き弟子としても知られるツェルニーの典雅な作品、かたや旋律美で知られるロマン派の巨匠ブルッフの作品。全く性格の違う2人の作品を、彼らは完璧に演奏。各々の作品の持つ魅力と美しさを引き出しています。ブルガリア出身の指揮者カムツァロフの指揮も聴きものです。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555090-2 |
ブルガリア出身のピアニスト、アグリカ・ゲノヴァとリウベン・ディミトロフによるピアノ・デュオは、2台ピアノ用の作品と連弾作品のどちらにも素晴らしい成果を挙げているアンサンブルです。バッハから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、cpoレーベルを中心とした10枚以上の録音はどれも世界中の音楽誌で高く評価されています。オーケストラとの共演経験も豊富な彼ら、これまでにもプーランクなどのフランス音楽やメンデルスゾーン、マルティヌー、シュニトケなどの録音がありますが、今回はバルトークと、ロシアの作曲家バビンの作品を収録。バルトークの「2台のピアノと打楽器のための協奏曲」は元々は室内楽曲だったものをバルトーク自身が改編、原曲よりも激しく音がぶつかりあい、刺激的な響きが生まれています。バビンはモスクワ生まれ。ベルリン高等音楽院に留学しアルトゥール・シュナーベルに師事。同じくピアニストのヴィクトリアと結婚し、夫婦で演奏するために何曲かの2台ピアノ用の作品を残した作曲家です。主に他の作曲家の作品を2台ピアノ用に編曲した作品で知られていますが、オリジナル曲も華やかな技巧が凝らされています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555001-2 |
2台のピアノのための協奏曲というと、普通はバッハとモーツァルトくらいしか思い浮かびませんが、マルティヌーも1曲作っています。新古典主義の作曲家らしく、均整のとれた品の良さと新鮮な感覚に満ちた佳曲に仕上がっています。特に第2楽章は、寂寥感漂う楽想の中に民族的な色合いも感じられて絶品です。シュニトケの曲はさらに珍しい連弾用協奏曲ですが、コンパクトな単一楽章の中に起伏に富んだ音楽が展開し、ピアノの難技巧が盛り込まれています。ピアノデュオ・ジェノワ&ディミトロフは、2002年ソルトレークシティ冬季オリンピックの開会式で演奏するなど、実力、人気ともに赤マル急上昇中のコンビです。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999804-2 |
「ジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ」結成25周年の記念アルバム。デュオ結成前、ハノーヴァー音楽大学の学生だった2人は、当時の彼らの教師ウラディーミル・クライネフからピアノ・デュオ・コンペティションを受けるように勧められ、その時に「準備しておくように」と示されたのがラフマニノフの「組曲第2番」とシューベルトの「幻想曲」、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」だったそうです。それ以来、2人にとってラフマニノフは大切なレパートリーとなり、ずっと全作品の録音企画を温め続け、今回のCDが実現しました。ラフマニノフのピアノ・デュオ曲(2台ピアノ&連弾)は、ピアニスティックな技巧を存分に用いながら、まるでオーケストラを聴くかのような重厚な響きも楽しめる充実した作品であり、とりわけ“幻想的絵画”の副題を持ち、チャイコフスキーに献呈された「組曲第1番」、交響曲第1番の初演が失敗し、自信をなくしていた頃に書かれた「組曲第2番」の2作は、詩的な雰囲気をまとった独自の作品とされています。あまり耳にする機会のない「イタリア風ポルカ」や「ロマンス」、ラフマニノフ最後の名作「交響的舞曲」もオーケストラ版とは違う味わいを楽しめます。25年間デュオとして活動してきた2人の熱い思いが詰まったアルバムです。(2020/03/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555326-2 |
ジェノヴァとディミトロフの2人は、ピアノ・デュオとして活動を始める前からフランツ・リスト(1811-1886)の作品には献身的な愛情を抱いていて、どちらもコンクールの演奏曲に「メフィスト・ワルツ」を選ぶなど争うようにリストを弾いていたといいます。それから25年後、彼らはライバルとしてでなく、アンサンブルとしてリストを演奏することになりました。リストはしばしば気に入った自作の独奏曲を2台ピアノのために編曲し、これらを更に華麗な作品として生まれ変らせています。リストが要求する技巧が困難なことは独奏曲でも顕著ですが、2台ピアノ作品では、オーケストラを超える程の響きが求められていることは間違いありません。かのアルゲリッチが愛奏している「悲愴協奏曲」や、もともとが難しすぎることで知られる「ノルマの回想」での想像を絶する音の奔流に酔いしれてください。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777896-2 |