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エウゲルミ, ニコロ

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    サン=サーンス:ピアノ四重奏曲/舟歌/ピアノ五重奏曲(ファイン・アーツ四重奏団/オルティス)

    サン=サーンス(1835-1921)の室内楽作品は、フランス音楽の歴史の中でも重要な位置を占めています。魅力的な個性と溢れるほどの抒情性、そして決して激昂することのない穏やかな表情が多いため、時として「没個性」とレッテルを貼られてしまうこともありますが、やはり聴き手にとって「心を落ち着ける場所」になることは間違いありません。1875年に書かれた「ピアノ四重奏」はフォーレの雰囲気を湛えた音楽。よく練られた構成を持ち、しばし劇的な感情の高ぶりを見せています。「舟歌」は1897年の作品で、最初はヴァイオリン、ピアノ、チェロとハルモニウムのために書かれましたが、ここではサン=サーンス自身の編曲によるハルモニウムの代わりにヴィオラを用いたの編成で演奏されています。本当に舟に揺られているような優美な作品です。1854年から1855年にかけて作曲された「ピアノ五重奏曲」は、思いの他厳粛な音で始まりますが、すぐに美しい流れが現れます。シューマンのピアノ五重奏を思わせる内省的で、名ピアニストだった彼らしい充実したピアノ・パートをもっています。(2013/04/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572904

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    シューマン:ピアノ五重奏曲/ピアノ四重奏曲/おとぎ話(ファイン・アーツ四重奏団/ワン・シャイン)

    繊細な感情を持つシューマン(1810-1856)は、その作曲姿勢にも独特なものがあり、例えば作品を書く時にも、ある時にはピアノ曲ばかり、その次は歌曲、そして交響曲などと、特定のジャンルに集中的に取り組む傾向がありました。そんなシューマン、1841年に到来した「交響曲の時期」を過ぎると、次は室内楽曲の時期が来たようです。ピアノ五重奏曲やピアノ四重奏曲(どちらも変ホ長調)の代表作は1842年の作曲で、以降、シューマンは幅広いジャンルの作品を、精神の不均衡と戦いながら書きあげていくのです。このファイン・アーツ弦楽四重奏団とピアニストのワン・シャインの演奏は極めて表情豊かなもので、ピアノ五重奏曲の冒頭の胸の滾りを表すかのようなパッセージにも、細かな感情の揺らぎが見て取れる、痒いところに手が届くような素晴らしい演奏となっています。1853年に書かれた「おとぎ話」は、彼の神経の糸が切れてしまう直前の作品ですが、そこには驚くほどに明るく豊かな世界が広がっています。(2012/10/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572661