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ローマ交響楽団

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    ゲディーニ:アーキテクチャ/コントラプンクト/海とバッカナーレ(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    レスピーギ、カゼッラ、マルトゥッチを始めとした「イタリア近代音楽」に於いて、彼らの右にでるものはいないであろう、ローマ交響楽団&ラ・ヴェッキアのコンビによる最新盤は、知られざるイタリア近代作曲家フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965)です。前述の作曲家たちよりも少しだけ後の世代に属するゲディーニは、最初トリノで学び、1911年からボローニャでエンリコ・ボッシから教えを受けます。作曲家、指揮者として名声を上げつつ、トリノ、パルマ、ミラノそれぞれの音楽院で作曲を指導、その弟子にはアバド、ベリオ、カツティリオーニなどがいるという優れた指導者でもあります。パルマにいた頃の作品である「アーキテクチャ」は7つの部分で構成された活発な音楽。バロック音楽からのインスピレーションを近代的な和声で処理した興味深い作品です。他の2作品もオーケストラの能力を限界まで要求する難易度の高い音楽。ぜひこの魅力にはまってください。(2013/07/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573006

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    ズガンバーティ:交響曲第1番/コーラ・ディ・リエンツォ(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914)はイタリア人の父とイギリス人の母との間に生まれた作曲家です。トレヴィで初期の音楽教育を受けたあと、1860年にローマに移住。当時ローマに住んでいたフランツ・リストと親交を結んだことが、彼の音楽性の方向を決定付けました。この頃のイタリアはオペラが絶頂期を迎えていて、数々の名作が生まれていたのですが、ズガンバーティは敢えて室内楽や管弦楽作品を作曲し、「イタリア器楽曲のルネサンス」とも言える潮流を創り上げたのです。何しろ当時のイタリアはベートーヴェンの英雄交響曲ですら、演奏されたことがなかったのですから…。そんな彼の音楽には、紛れもなくリストとワーグナーの影響が見て取れ、どれもドイツ風の重厚さとイタリア風の歌心が調和した魅力的な音楽となっています。地中海のさわやかな風を思わせる交響曲第1番、長い間楽譜が失われていた「コラ・ディ・リエンツォ」の序曲とも、素晴しく美しいメロディが耳に残ります。(2013/01/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573007

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    ズガンバーティ:交響曲第2番/シンフォニア・エピタラミオ(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    イタリア生まれの作曲家ジョヴァンニ・ズガンバーティの作品集。イタリア人の父とイギリス人の母のもとにローマで生まれ、父の死を機にトレーヴィに移住、ここで歌手、指揮者として活躍しました。その後、ワーグナーを敬愛していた彼は、1860年にローマに戻り、当時イタリアで演奏されることが稀であったドイツ音楽の普及に力を尽くしました。またフランツ・リストとも親交を結んだことでも知られています。このアルバムには彼の2つの作品を収録。ワーグナーを思わせる半音階進行を積極的に用いたドイツ・ロマン派風の様式を持つ交響曲第2番は、1881年にローマで初演、フィレンツェ、ミラノで相次いで演奏され大成功を収めました。その翌年にはロンドン、1884年にはパリで演奏されたものの、なぜか出版されることがなく、彼の死後の追悼演奏会で演奏されて以降、総譜は行方不明となり、オーケストラのパート譜のみが残存。21世紀になって音楽家ロザリンド・トリュープガーが3年がかりで作品を復元し、2012年にこの録音が実現、2014年に改めて演奏会が行われました。同じく世界初録音となる「シンフォニア・エピタラミオ(婚礼の交響曲)」は1888年9月12日、サヴォイア公アマデオの結婚式で演奏された曲。3つのパート、5つの楽章で構成され、各々のパートには結婚式に関連した場所にちなんだタイトルが付されており、全体的に祝祭ムードが漂う美しい作品に仕上がっています。(2022/12/09 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572686

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    フェラーラ:前奏曲/幻想曲/嵐の夜/ブルレスカ(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    イタリアの指揮者、作曲家、音楽教育家であるフランコ・フェラーラ(1911-1985)の作品集です。イタリア、パレルモに生まれ、幼い頃から音楽を学び、5 歳の時には、ピアノ・ソナタ(のようなもの)を作り上げ、家族を驚かせたと言います。家族と共にボローニャへ移住、コンソリーニにヴァイオリンを学び、ノルディオにピアノと作曲を学びます。彼は良きピアニストであり、また素晴らしいヴァイオリニストでした。イタリア各地で演奏活動を行ううちに、何人かの指揮者・・・グアルニエリ、トスカニーニ、マリヌッツィ・・・と出会い衝撃を受けたのです。そしてグアルニエリの奨めで指揮者に転向、1938 年にフィレンツェ歌劇場でデビューし、1944年には聖チェチーリア音楽院管弦楽団の常任指揮者になります。しかし、その後体調を崩し、後進の指導や映画音楽の作曲などに専念しました。多くの才能ある指揮者を育て、また多くの映画音楽を指揮するなど、イタリアの音楽界にとって、なくてはならない人なのです。ここに収録された4 つの作品は、そんな彼の活動を音にしたかのような劇的で華麗、そして表現力豊かな力作揃い。そのまま映画が何本も撮れそうな雰囲気に満ちた佳曲です。(2011/09/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572410

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    ブゾーニ:喜劇序曲/ロンド・アルレッキネスコ/クラリネット・コンチェルティーノ/ディヴェルティメント/踊りのワルツ(ローマ響/ヴェッキア)

    イタリアで生まれ、ドイツを中心に活躍したピアニスト、作曲家、そして音楽教師ブゾーニ(1866-1924)。彼は音楽学者としても名高く、当時の音楽の潮流を的確に把握し、「新古典主義」を提唱したり、音楽の未来像として、微分音や初期の電子音楽までをも手中に収めた人でした(実際には作曲していませんが)。そんな彼ですから、作風も非常に幅広いのですが、ここでは彼の作品の中でもとりわけ「古典主義」に拠るものをご紹介いたします。明快な「喜劇序曲」や、モーツァルト的な清明さを湛えた単一楽章の「クラリネット協奏曲」、J.シュトラウス2世を思わせる楽しさと、世紀末特有の重苦しさを持ち併せた「踊りのワルツ」、などなどウィットに富んだ作品が並びます。イタリア物を振らせたらピカイチのラ・ヴェッキアの才気渙発な指揮でお楽しみください。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572922

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    ブゾーニ:ピアノ協奏曲(カッペッロ/ルカ・マレンツィオ合唱団/ローマ響/ラ・ヴァッキア)

    イタリアの作曲家、フェルッチョ・ブゾーニが書いた唯一のピアノ協奏曲は、史上稀に見る破天荒なものでした。全5楽章、演奏時間は約80分、そして終楽章には男声合唱が入るというこの曲、もちろんピアノ・パートは演奏困難を極め、その上、曲もイマイチまとまりがなく、初演時ドイツの批評家からは「イタリア的な要素が入ってる」と言われ、イタリアの批評家からは、「ワーグナー風であり、終楽章もドイツ語だ」と批判される始末。歌詞はなんとアラーの神を讃えていたりしますし・・・。日本では、その存在は知られていたものの、なかなか演奏される機会がなく、ようやく2001年になって、あの超絶技巧で知られるアムランがようやく全曲初演を行ったというまさに珍曲中の珍曲ですが、この多種多様なものが流布する現在では、とりわけ奇異な存在と位置づける必要もありませんね。1976年、ブゾーニ国際ピアノコンクールで優勝した真のブゾーニ弾き、カッペッロの納得の演奏でどうぞ。(2011/12/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572523

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    ペトラッシ:ディヴェルティメント/パルティータ/聖歌四篇/コーロ・デイ・モルティ(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    最近人気のカゼッラやピツェッティより少し後の世代に属するイタリアの作曲家ペトラッシ(1904-2003)。新古典派主義の影響をもろに受けた初期の作品は極めて旋律的ですが、その後無調や十二音技法を用いた作風へと移行し、これらを丹念に融合した独自の音楽を多く発表した人です。指揮者としても活躍し、1959年には来日もしています。長い生涯を送ったことや、新古典主義から十二音を使ったことなど、ストラヴィンスキーとの共通点も多く指摘されますが、ここでは1930年代から40年代の彼の作品に焦点を合わせることで、彼の創作の出発点を探ることにしましょう。とりわけ有名な「死者の合唱」は神秘的な美しさを備えた名曲です。(2013/04/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572411

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    ペトラッシ:フルート協奏曲/ピアノ協奏曲/組曲「オルランドのフォリア」(アンチロッティ/カニーノ/ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    イタリアの作曲家、ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003)。カゼッラやマリピエロ、レスピーギなどの「新音楽協会」を結成した世代より少し遅れて生まれた彼は、そのキャリアのはじめの頃は新古典主義や旋法を用いた作品を書いていましたが、時代の流れには逆らい難く、無調や十二音技法にも興味を持ち、結局はこれらをうまく融合した独自の作風を貫くことで自らの作曲語法を確立させた人でもあります。このアルバムにはフルート協奏曲とピアノ協奏曲、そして管弦楽曲の3つのジャンルの曲が収録されていて、彼の作風の変遷を辿ることができます。早い年代のピアノ協奏曲はまさに新古典主義の音楽で、プロコフィエフやヒンデミットを思わせるものですが、フルート協奏曲は明瞭な旋律線を感じさせない茫洋とした音楽。時折聞こえるパーカッションの音色が斬新です。バレ音楽はその中庸を行くもので、このまま映画音楽に仕えそうなほど、湧き立つような音の洪水が楽しめます。(2014/03/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573073

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    マリピエロ:自然の印象/間隙と静寂(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    最近人気急上昇中のイタリアの近代作曲家マリピエロ。このアルバムは、いくつかの世界初録音を含む彼のカタログの隙間を埋める貴重なものとなっています。自然の印象三部作の第1番は、まだ印象派の影響が見て取れる色彩的な曲。ドビュッシーを思わせる柔らかい和声も聞こえてくる美しい作品です。1914年から15年作曲の第2番は荒々しさが加わり、何とも生命力溢れる曲となっています。そして第3番は1921年から22年に作曲されたもので、中でも「カプリのタランテラ」はストラヴィンスキーとまでは言わないものの、命の根源に迫るかのような激しさも見せてくれます(とはいえ、レスピーギにも近いかも)。象徴的なタイトルを持つ「間隔と静寂」も幽玄な作風が見られ、とりわけ第1番の静けさと力強さの対比は見事であり、マリピエロの管弦楽法の素晴らしさを体感することができるでしょう。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572409

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    マリピエロ:毎日の幻想曲/パッサカリア/協奏曲(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    最近、その復興が著しいイタリアの近代作曲家たちですが、その中の筆頭とも言えるマリピエロ(1882-1973)の珍しい作品の登場です。もともとモンテヴェルディとヴィヴァルディの校訂者としてその名を挙げたマリピエロですが、自作はかなり前衛的であり、フランスの印象派の影響を存分に受けていました。もちろん半音階、12音も積極的に用い、難解な作品も生み出していますが、ろでも仄かな叙情性も湛えた不思議な味わいを持っています。このアルバムには3つの作品が収録されていて、そのうち2曲は世界初録音というもの。「毎日の幻想曲」は彼が持っていた、走り書きのようなアイデアから生まれたものですが、これがまた見事な構造を持った音楽です。「パッサカリア」は、厳格な形式を嫌っていたマリピエロにしては珍しいもので、主題の反転、逆転などの手法を繰り返しながらも、少しずつ「ずれ」が生じていくのを見るのが怖いような楽しいような音楽です。協奏曲集はこのアルバムの白眉であり、小さな「前置き」と「結び」を持つ7つの部分からできています。各々の協奏曲で使われる楽器は複数で、いわばバロック期の「合奏協奏曲」のような構造を持った小さな協奏曲の集まりです。優雅なフルート、激しいドラム。そしてねっとりとしたコントラバスなど、楽器の特性も存分に生かされた見事な曲たち、これは本当に素晴らしいものです。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573291