ケルル, トルステン
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モーツァルトのオペラの中でも屈指の名曲「ドン・ジョヴァンニ」。当盤は、初出時にスコウフス(彼自身にとってドン・ジョヴァンニの再録音)演じる主役の見事さを中心に絶賛された全曲盤(8.660080-82)から、ハイライトを選りすぐったものです。各登場人物のそれぞれの個性が鮮やかに描かれています。演奏の魅力はキャストだけではありません。版はプラハ初演版(「なんという事を、ああ神様」のみウィーン版)を使用し、しかも編成の小さい管弦楽で演奏することで、作品本来の姿の再現を指向。オペラハウス叩き上げのオペラの巨匠ハラースの棒、ハンガリーの優秀オーケストラ。一見平凡でいて、凡庸とは程遠い並々ならぬ名演です。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557893 |
バイロイト音楽祭2014 ― 繊細かつ劇的な《タンホイザー》
前作「さまよえるオランダ人」と同様に、ワーグナー入門にふさわしい作品。永遠の愛による魂の救済という筋立てはもちろん、ライトモチーフの使用など、その後のワーグナー作品を特徴づける要素が形作られています。コーバーの指揮、そして合唱はとりわけ見事。ニュルンドの色彩感に満ちた歌唱はエリーザベトの役に結実し、ケルルは抒情性とヘルデン・テノールとしての性格の間で適切なバランスをとることに成功しました。この演奏は、ワーグナーの中でも最もロマンティックな音楽表現が聴かれるこの作品に描かれた、誤解に苦しみ追放の憂き目にあった芸術家の姿を、繊細かつ劇的に描出しています。(オペラ・ジャーナル)(2018/07/27 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9044D |