チェリビダッケ, セルジュ(1912-1996)
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名指揮者フルトヴェングラーに飽くなき闘争心を抱き、また、自身の芸術を深く追求していく過程にあった若きチェリビダッケの燃えるようなブラームス(1833-1897)です。以前、いくつかのレーベルから非正規盤(?)として発売されていた幻の録音。今回、このマスターテープを保有しているウィーン交響楽団が自らリマスタリングを試み、自信に満ちた音を得て発売に至ったものです。チェリビダッケ本人の言葉を信じるならば「レコード(CD)は音楽の破壊である、なぜならば音楽というものはホールの音響空間で再現するもので、マイクで収録するのは限界があるからだ」ということになりますが、実際にはSPの時代から歴史的モノラル、そして現代のハイエンドの時代においても、マイクとスピーカーで自然な響きを再現することはある程度可能でした。(ただし70年代に行われた試み、モノラル録音を電子的にステレオに再加工した・・・いわゆる疑似ステレオ・・・については、あまり成功したとは言えない)しかしながら、現在の技術においては、当時録音したモノラルの磁気テープのデータをデジタルリマスターすることで、より良い音を再現できるようになっています。この1952年のモノラル録音の修復も、マスターテープの経年老化などにより、困難な作業を伴いましたが、非線形歪みを極力排除し、新しいフィタリング技術で美しい響きと豊かな空間性を再現することに成功しています。(2012/12/19 発売)
レーベル名 | :Vienna Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :WS002 |