ウォス, アシュリー
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イギリス音楽の開拓者、フランク・ブリッジのピアノ三重奏のための作品集です。何と言っても、ここに収録されている3つの作品の作風の違いに驚かされることでしょう。1907年に書かれた第1番のピアノ三重奏曲はあくまでも自由で幻想的。その翌年の「9曲の小品」のまるで古典派の作品を思わせる端正な作風(ブリッジがヴァイオリンを教えていたハンブリー嬢のために書かれた作品)。1928-29年に書かれた第2番のピアノ三重奏曲の印象派的なゆらめきの音楽。あなたはどのブリッジが一番好きですか?(2009/04/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570792 |
レニー・トラスラー児童基金は、2007年にヴァイオリニスト、マシュー・トラスラーとマヤ・コッホによって設立された財団です。彼らの息子が重篤な腎臓病を患いこの世を去ってしまったという悲しい出来事がきっかけで、重病の新生児を援助するのが目的のこの財団は、最高の音楽家と作曲家をフィーチャーし、定期的に演奏会を行い、またアルバムをリリースすることで、資金を賄っています。このアルバムもそんな1枚。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」にインスパイアされたアルバムで、イギリスの映画女優、モーリーン・リップマンの魅力的な朗読を彩るのは、現代を代表する作曲家たちの楽しい小品たち。様々な趣向が凝らされた曲とアリスのお話が融合した聴き応えのある1枚です。このアルバムのための楽しい短編映画も製作されています。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100060 |
オーケストラの演奏を今のように気軽に聴くことのできなかった当時は、さまざまな作品がピアノ独奏や4手ピアノのために編曲されたものです。とは言え、このベートーヴェンの大作は合唱が入ることもあり、そうそう編曲の俎上に載せられるものではありませんでした。リストはピアノ独奏版とこの2台ピアノ版でこの曲を再構築しましたが、まあとにかく音が多い!終楽章などまさに音の激流です。そのせいでもないでしょうが、ある1か所で1小節省いてあるのはリストの遊び心なのでしょうか?(2008/07/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570466 |
この「旅人のアルバム」は、1834年から1838年に作曲され1842年に完成。当時恋愛関係にあったマリー・ダグーと共に、パリからスイスへと旅行した時の感動を音楽にしています。スイスの美しい風景に感動したリストは、その強い印象をまるで絵画を描くようにピアノにぶつけました。力強く野心的な曲が並びますが、その後リストはなぜか、この曲集を「巡礼の年」に改定、いくつかの曲をそのまま残した上で大きく改変。こちらの「旅人のアルバム」は無きものとしてしまったのです。巡礼の年第1年(8.550548)と聴き比べてみるのも楽しいでしょう。「幻影」も1834年頃の若きリストによる作品ですが、驚くほど瞑想的で、リストらしい「派手さ」は見られません。曲だけ聴いていると晩年の作品のような佇まいを持つ不可思議な曲です。そのせいかあまり演奏される機会もなく、忘れられた曲集となってしまっています。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570768 |
NAXOSレーベルで、A.バックスやF.ブリッジなどのイギリス物で「コクのある演奏」を聴かせるかと思えば、リストの超絶技巧作品を難なく演奏して、そのテクニックを惜しげもなく披露するピアニスト、アシュリー・ウェイス。そんな彼が、これまた難曲として知られるベートーヴェン=リストのピアノによる交響曲を演奏しています。そういえば、ウェイスにはピアノ編曲版のエルガー「エニグマ」(8.570166)もあり、これもスゴイ演奏だったのですよね。ピアノからオーケストラの響きを生み出す「音の魔術師」と改めて認定したくなるような鮮やかさ。そんなウェイス、ここではイギリスのレストレーション・ハウス(ディケンズゆかりの邸宅)に保存されている歴史的フォルテ・ピアノを演奏することで、リストの時代の音を奏するという試みがなされています。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100024 |