レオナルダ, イザベラ(1620-1704)
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【次々と姿を現す、闇に沈められていた17世紀イタリアの女性芸術家の世界】バロック期の音楽を中心に、作品成立時の佇まいをよく見定め曲の味わいを引き出してゆく女性奏者集団レ・カプスベルガールズの新作は、歴史に埋もれていた17世紀イタリアの作曲家たちに光を当てる好企画。名高い貴婦人作曲家バルバラ・ストロッツィや多作な修道女作曲家イザベッラ・レオナルダ、「麗しのアマリッリ」の作者ジューリオ・カッチーニの娘フランチェスカなど既に比較的録音に恵まれている作曲家たちはもちろん、14歳の若さでローマの有名楽譜出版社が作品刊行に踏み切ったフランチェスカ・カンパーナ、コレッリの同時代人で近年再評価めざましいアントニア・ベンボといった女性たちの名品も数多く収録しています。バロック初期のレチタール・カンタンド(歌いながら語る)様式の残照から1700年前後の充実したカンタータ風の作品に至るまで、声楽のよき伴侶を務めた楽器テオルボの名手カプスベルガーの作品も挟みながら、さまざまな女性芸術家たちの感性を通じて17世紀音楽の多様さにも気づかされる内容の充実も嬉しいところ。小編成ならではの親密なアンサンブルで、21世紀ならではの古楽的発見の面白さを存分に味わえる1枚となっています。(2025/03/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1098 |
バロック期イタリアに活躍した女性作曲家イザベラ・レオナルダ。16歳で北イタリアのノヴァーラにある聖ウルスラ修道院の学校に入学した彼女は、以降生涯をこの修道院で過ごしました。隠遁生活を送りながらも、カリッシミやコレッリといった同時代の作曲家の音楽を研究し、50歳を過ぎてから本格的な作曲活動を始めています。歌手や演奏家として活動したわけではありませんが、出版された作品の献辞から、彼女は幅広い人脈を持つ、非常に才能ある音楽家であったことが推察されます。また器楽のためのソナタも数多く、中でも作品番号16のソナタは女性によって書かれた初の教会ソナタとして知られています。モテットで美しい声を聴かせるロバート・クロウは25年以上のキャリアを持つ男声ソプラノ。1995年に開催されたメトロポリタン歌劇場のコンクールで、この声種における史上初の優勝を果たし、以降様々な劇場で90作を超える歌劇やオラトリオの主役を務めています。(2022/09/16 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0655 |