シュミット, ローランド(1959-)
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気鋭のパーカッション・グループ、カバザ・クワルテットによるアルバムは、好評につき第4集となりました。キーゼヴェッターの曲名(Im Auge des Wirbelsturms)は「台風の目の中で」とも「打楽器の連打の嵐の中で」とも訳せますが、遠くで鳴り続ける鐘のような響きが、異次元的な時間感覚を作り出しています。ハイダーの曲はまさに「連打」ですが、途中で妙な掛け声が聞こえて祭囃子のようになるのが面白い。ブロートマンの「SiO2(二酸化ケイ素)」は水晶からインスピレーションを受けて書いた曲だそうで、言われてみれば確かにそんな感じです。シュミットの曲はワルツで、エンターテイメントだから「ディヴェルティメント」なんだそうな。確かにノリがいいので楽しめます。テュールの「進行」は錯綜するリズムの効果をねらった曲です。というわけで、とにかく滅多に体験できないエキサイティングなディスクであることは保証します。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999777-2 |