不詳
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ドイツで高い人気を誇るヴォーカル・アンサンブル「ジンガー・プア」が贈るクリスマスのためのステキな1枚です。"アドベント"とはキリストの降誕を待ち望む期間のことで、日本では「待降節」などと訳されます。この時期が近くなると売り出されるのが「アドベントBOX」というもので、小さな箱の一つ一つにお菓子やおもちゃが入っていて、子供たちはこれを毎日一つずつ開けて12月25日を待ち望むという仕組みです。このジンガー・プアのアルバムもいわば「聴くアドベントBOX」であり、ブックレットには12月の毎日の日付とともに1曲ずつの歌詞が付されているという凝った作りとなっています。もちろん歌唱は素晴らしく、楽器なしのピュアな歌声に心洗われることでしょう。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1810 |
アメリカを拠点に活躍するソプラノ歌手、デボラ・スターンバーグが歌う3つの「鳥」をテーマにした歌曲集。すべて彼女のために作曲されたもので、このプロジェクトの発端は、エリック・キッチンが自作の「オルニーの鳥の詩」を彼女に渡したことでした。この歌曲集に魅せられた彼女はすぐさま演奏の機会を持つとともに、シンプソンとティボドーにも「鳥」を主題にした歌曲集の作曲を依頼、出来上がった歌曲には、作曲家ごとの異なった技法によってさまざまな鳥の声や姿が映し出されており、スターンバーグはこれらを美しい声と巧みなテクニックを駆使して歌いあげています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579064 |
【最古の多声音楽の一つ、英国11世紀の有名曲集を意外な実力派が!】中世英国を代表するゴシック聖堂のひとつウィンチェスター大聖堂は、楽譜として残されたものの中では最古の部類に属する多声音楽をまとめた歌集『ウィンチェスター・トロープス集(ウィンチェスター写本)』が記された場所。その成立年代は実に1000年代、つまり中世の多声音楽として広く知られたノートルダム楽派のオルガヌム群より2世紀も遡ります。この大聖堂で司教をつとめ、宗教改革以前にはその守護聖人としても祀られていた聖スウィザン(800頃?863)をアルバムのテーマに掲げながら、中世の声楽曲の研究と演奏実践でのユニークな実績を誇るクロアチアの古楽グループ、ディアロゴスが新たな名盤を制作しました。カタリナ・リヴィヤニチ率いるディアロゴスはArcanaレーベルの創設者ミシェル・ベルンステンが生前最後に録音技師としてアルバムを手がけたグループで、同レーベルに多くの録音がありますが、英国音楽に取り組むのは今回が初。プログラムの中軸をなすトロープス集に記されている音楽に加え、同じ大聖堂でほぼ同時期に綴られた聖スウィザンを称える詩を、当時の多声音楽の作法をふまえた即興歌唱で歌いこなす技量にも息を飲むばかり。ディアロゴス特有の「東」を感じさせる独特な声の佇まいとあいまって、女声だけのア・カペラで歌われる中世音楽ならではの不思議な異界感が、初期多声音楽のえもいわれぬ和声感覚の魅力を引き立てます。充実した解説書も専門的知見に関心のある聴き手の期待を裏切りません。(2021/09/24 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A491 |
スヴィリードフ(1915-1998)はソビエト時代に活躍した作曲家で、20世紀後半のロシアを代表する作曲家の一人と讃えられています。彼はその作品にロシアの民族音楽を好んで取り入れたことで知られ、現在でも愛好者の多い人です。ショスタコーヴィチに師事し、ジダーノフ批判で師が批判された際には、その批判に同調しなかったことでも知られています。このアルバムでは彼の作品の中でも、最も重要な分野である宗教的な合唱作品を聞くことができます。チャイコフスキーとラフマニノフ以降のロシアの宗教曲の中でも、最も重要なこれらの作品は並外れて美しく、深く心を揺さぶるパワーを有しています。ここで力強い合唱を聴かせているクレド室内合唱団は、2002年4月に設立されたウクライナ屈指の合唱団で、これまでも数多くのコンサートで素晴らしいハーモニーを披露してきた団体です。指揮者のプリシュは1977年生まれの若手で、クレド室内合唱団の創設時から音楽監督を務めています。(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0123 |
ソビエト時代に活躍し、20世紀後半のロシアを代表する作曲家の一人として知られるスヴィリードフ。この「讃歌と祈り」はロシア宗教作品の中でも最も重要な作品の一つに数えられています。作品は1980年に構想され、いくつかのスケッチが書かれましたが、これらの下案は1969年頃からあり、スヴィリードフはこれらをまとめるとともに、1988年から1992年にかけて大部分を完成させました。その後、1997年になって最初の3つの部分を編集、確定を行いましたが、結局完全な形にすることなく、1998年にスヴィリードフはこの世を去ってしまいました。このクリャーヴァとラトヴィア放送合唱団のアルバムでは第1部から第3部までの順序を見直し、更に第4部に「赤い復活祭」を含むその他の歌を収録。作品の真の姿を追求しています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1322-2 |
このアルバムから最初に流れてくるのは、何とも不思議なセネガルの民謡です。「なぜ?」と思う間もなく、作曲家による「マニフィカト」が始まります。この新鮮な驚きと言ったら!1946年イギリス生まれのスウェインは、ロンドンで学んだ後、パリでメシアンとともに研鑽を積みました。彼は多くの合唱作品を書いていて、ここでは30年に及ぶ作曲生活の中から生まれた4つの曲を聴くことができます。このマニフィカトは1982年に彼がセネガルを訪れた際、聞いたジョラの民謡「おお、ラルム」を元に書かれています。湧き上がるようなパワーが写し取られた興味深い作品です。その後、イギリスに戻った彼が書いたのが、40部の合唱とチェロ独奏からなる「沈黙の地」です。あまりにも切ない挽歌に胸が痛みます。イスラエルとパレスチナでわが子を失い悲しむ母親に捧げられた「スターバト・マーテル」はラテン語のテキストにアラム語、ヘブライ語、アラビア語などのテキストを織り交ぜながら進みます。最後のモテットでは、全ての言葉が溶け合うことで平和への祈りを表すというもの。決して聞きやすい音楽とは言えませんが、じっくり耳を傾けていただきたい1枚です。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572595 |