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不詳

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    ビザンティウムからアンダルシアへ(オニ・ウィタルス・アンサンブル)

    中世の音楽や中近東地域の音楽を得意とするアンサンブルが、西洋クラシック音楽のルーツでもあるさまざまな音楽を、カタログ的に集めた1枚。古楽ファンにはおなじみの「モンセラートの赤い写本」からの曲も含み、ワールド・ミュージックのリスナーにもおすすめです。「何て面白いんだろう」という感想しか出てこないディスクです。地中海周辺の中世音楽は、20世紀末以降の古楽ブームの中でも意外な人気を誇りますが、その理由は単純、面白くて楽しいからです。時代は13世紀から14世紀、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教、三つの宗教の文化を背景に育まれた、東はビザンティウムから西はイベリア半島まで、普通の人々が日常の生活の中で祈ったり踊ったりするための音楽。それが如何に現代人にとっても新鮮に響くことか。難しいことはさておき、まずは一度ご体験下さい。ノリのいい「キリストの残酷な死について」や、リフレインがやけに気になる「残酷な接吻を悲しみ」、最高潮で終わる「泉であり、花であるマリアよ(断片)」などを耳にすれば、貴方の心は古楽色に染まります。(2006/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557637

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    ビゼー:カンタータ「クロヴィスとクロティルド」/テ・デウム(ヨヴァノヴィッチ/シュネイブル/カサドシュ)

    この魅力的な作品は、1857年に若きビゼー(1838-1875)が、かの有名な「ローマ賞」を受賞した作品です。ローマ賞(フランス語:Prix de Rome)は、芸術を専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度で、1663年、ルイ14世によって創設され、1968年廃止されるまで継続しましたが、(音楽賞は1803年に追加)これを受賞するために多くの芸術家が苦難の涙を流したことはいうまでもありません。そんな激戦をくぐり抜けたこのカンタータ。なかなかの名作ですが、残念なことに楽譜が失われてしまい、1988年に再発見されるまで演奏されることはありませんでした。フランク族のクローヴィス王と彼の妻クロティルデがキリスト教へ改宗するまでを描いた物語です。そして、その受賞の翌年、1857年に書かれた「テ・デウム」では驚くほどの円熟をみせているあたりが、天才作曲家たる所以でしょうか。(2011/01/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572270

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    ビゼー:ピアノ作品全集(セブルス)

    ビゼー(1838-1875)の独奏ピアノのための作品を全て集めたアルバムです。これらは「ラインの歌」以外はほとんど耳にする機会がなく、なかでも「アルルの女」組曲の作曲家自身によるピアノ版の存在は、今までほとんど知られていませんでした。優れたピアニストであったビゼーの手になる作品はとても抒情的かつ技巧的なもので、美しい「夜想曲」から劇的な「演奏会用半音階的変奏曲」まで、さまざまなキャラクター・ピースを楽しむことができるでしょう。ここでピアノを演奏するセブルスは、オーロラ・デュオのメンバーで、チャイコフスキー(8.570418)とバラキレフ&グラズノフ(8.557717)のアルバムで見事な演奏を聞かせてくれている人です。(2011/04/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570831-32

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    ピッカード:ビニョンの歌/フェニックス/ボーダーズ・オブ・スリープ(ダニエル/ウィリアムズ/レッパー)

    現代イギリスを代表する作曲家の一人、ジョン・ピッカード。強靭な作風による作品が多いためか、主として管弦楽作品が知られていますが、このアルバムに収録されているような小さな編成の作品も、独自のドラマ性を備えており、聴き応えの多いものです。テキストに選ばれているのは20世紀前半に活躍した2人の詩人、ローレンス・ビニョンと/エドワード・トーマスの詩であり、どちらも第一次世界大戦の悲痛な影と、自然への賛美が表現されています。ピッカードはこれらの詩を丁寧に音楽と融合させ、美しいピアノの伴奏を付けて絶妙な作品に仕立てています。(2018/01/26 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0413

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    ピニョーニ/バルカルセ/グアスタビーノ/サエンス/ジラルディ/プラサ:ピアノ作品集(コンティ)

    アルゼンチン生まれのコンティの渾身の1枚です。ショパンも素晴らしかったのですが、こちらはまさに水を得た魚。ネオン瞬く雨の町角を思わせるような、憂愁と情熱に満ちた音楽をどうぞ。作曲家の名前はほとんどなじみのない人ばかりですが、どれもが生き生きとした小品であり、溢れる歌心に満ちたものばかりです。(2012/12/19 発売)

    レーベル名:Steinway and Sons
    カタログ番号:Steinway30010

  • ヒュープナー/ラター/ニーステッド/ジョエル/ショウ:合唱作品集(シュトゥットガルト・コレギウム・ユヴェヌム)

    1989年に設立されたシュトゥッツガルト・イウベヌム・コレギウム少年合唱団。ルネサンス期の作品だけでなく、現代曲にも果敢に挑戦している彼らの新作は、ニューヨークで活躍するシリウス弦楽四重奏団のヴァイオリニスト、グレゴール・ヒューブナーに委嘱した即興的要素を持つ「6つのけがれなき歌」を含むエキサイティングなアルバムです。クラシック離れが進む若者たちにも楽しんでもらえるようにと、選曲にも工夫が凝らされています。(2016/07/27 発売)

    レーベル名:Rondeau Production
    カタログ番号:ROP6120

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    ヒューム:ヒューム大尉の詩的音楽集 1 (レ・ヴォワ・ユメーヌ)

    イギリスのダウランドは有名でも、同時代のイギリス人トバイアス・ヒュームの名前は殆ど知られていません。何しろ彼はスウェーデンやロシアなどで働いた雇われ兵として生計を立てた作曲家でした。今日残された4つの曲集の一つがこの「詩的音楽集」で、同時発売の(2)と合わせて全25曲、各々にハイソな人達の名前付きの小曲集です。さぞかし勇ましい音楽と思いきや、当時の流行を反映してか、メランコリックなナンバーが多数。ダウランドを好む方なら、同じ様にガンバやリュート、カウンターテナー(歌付きは1と14)をお楽しみいただけます。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554126

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    ビュッセル/シャピュイ/ピロワ/ルニエ:ハープ作品集(ライダー)

    ヨーロッパ各地で活躍し、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティクやエンシェント室内管弦楽団などの古楽オーケストラとの共演も多い英国の男性ハープ奏者、アレクサンダー・ライダーが奏でる19世紀フランスの知られざるハープ作品集。どの作品もたいへん美しく、エラール製オリジナル楽器の響きも相まって、非常に心地よいアルバムに仕上がっています。ビュッセルの即興曲では、日本人のよく知るメロディが飛び出します。(2022/12/23 発売)

    レーベル名:Willowhayne Records
    カタログ番号:WHR074

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    ビュッファルダン:フルート・ソナタと協奏曲(ル・プチ・トリアノン)

    【ドイツ・フルート音楽の祖が綴った音楽、上質の古楽器演奏でその素晴らしさに接する喜び】バッハを宮廷で歓待したプロイセンのフリードリヒ大王も愛奏していたという横笛タイプのフルート(フラウト・トラヴェルソ)。リコーダーよりかなり遅れてバロックの宮廷音楽や室内楽に取り入れられたこの楽器、バッハやテレマン以降のドイツ人作曲家たちの作品ではよく用いられていますが、そこで大きな影響を残したのが同時代の名手たちの存在でした。このアルバムの主人公ビュッファルダンはフリードリヒ大王のフルート教師クヴァンツの師にあたる人物で、バッハも高く評価したドレスデン宮廷楽団で活躍したこともあり、音楽史上その名が有名でありながら、作品を聴く機会はめったにありません。おりしもフランス音楽がドイツ音楽に大きな影響を与えた時代、南仏生まれでフランス流儀のフルート奏法を身につけていた彼の影響は計り知れません。古楽レーベルRicercarで新時代の名盤を連発しているル・プチ・トリアノンによるこの録音は、そうした幻の大作曲家の真相を鮮やかな演奏で解き明かす好企画!作曲家自身の楽器を忠実に再現したモデルで演奏するオリヴィエ・リールをはじめ俊才たちの妙技も素晴しく(通奏低音ではチェロだけでなくバスーンも活躍)、独奏ソナタから協奏曲まで、トラヴェルソの多角的な魅力を通じ、後期バロックの名品に出会える1枚です。原文解説の充実も魅力の一つ。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC428

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    ヒュプノス - 眠り(ラ・タンペート)

    【中世とルネサンス、瞑想的な20世紀音楽。眠りと死をたゆたう静謐な合唱空間】古楽レパートリーに希有ともいえる適性を見せながら、アルバム作りに際しては必ず20世紀以降の作品など近現代の要素をバロック以前の音楽に交え、あくまでオーガニックな響きを保ちながら常に新鮮な音楽体験へ誘ってくれるフランスの声楽アンサンブル、ラ・タンペート。これまでにも近東伝統歌謡とドイツ初期バロック、ないしマショーとストラヴィンスキーなどを並列的に扱ったユニークなアルバムをリリースしていますが、今回のテーマは「眠りと死」。表題のヒュプノスとは古代ギリシャの眠りの神で(「催眠術」をあらわす欧州言語ヒュプノシスの語源)、神話では兄弟のタナトス(死の神)とともに夜の女神から生まれたとされています。指揮者ベスティオンは原初のキリスト教会における礼拝を想像上で自由に再現することを意識しながら、西と東が交わるギリシャの地にも思いを馳せつつ、ほのかな異界感を漂わせたグレゴリオ聖歌以前のカトリック聖歌にまで遡る、ルネサンス以前の音楽を味わい深いア・カペラ中心の響きで今に甦らせてゆきます。それらの音と違和感なく並ぶ20世紀作品もみな自然な響きの魅力を活かした楽曲ばかり。ピュアな和声感に二度や七度の不協和なはずの音の重なりが自然と隣り合うサウンドは、ラ・タンペートのやや東洋的趣きも感じられる独特な古楽歌唱の効果と言ってよいでしょう。現代性と昔日らしさの補助線のように、バス・クラリネットと古楽器コルネットが声楽を支える音作りも精妙。「深く聴く」という体験の余韻をじっくり味あわせながら、此岸と彼岸の境が静かに溶けてゆく音の流れに出会える1枚です。(2022/01/14 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA786