不詳
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第1集(1C1196)にはヴェルレーヌの詩を用いた歌曲が収録されており、その繊細なメロディと絶妙なリズムが印象的であったボルド(1863-1909)の歌曲。第2集ではモーリス・プーショール(マラルメの友人)やヴィクトル・ユーゴー、そしてほとんど無名の詩人の詩に曲を付けたものが収められています。こちらもその音楽の揺らめきは眩しいばかりであり、彼の言葉選びのセンスに舌を巻く他ありません。調性が滑らかに移ろっていく様子はフォーレの作品を思い起こさせる瞬間もありますが、ボルドの音楽は常に控えめであり、これを聴いてしまうと、フォーレさえも饒舌に思えてしまうほどに「静かに主張する」音楽です。エリック・ウシェの柔らかいテノールを始めとした歌手たちの絶妙な歌唱にも脱帽です。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1208 |
ウクライナの聖職者の家に生まれたボルトニャンスキ(1751-1825)ーは、7歳の時にサンクトペテルブルクに行き、そこでイタリア人宮廷楽長のガルッピの音楽を学びました。その指導に心酔した彼は、1769年にガルッピが帰国するのに伴いイタリアへ行き、オペラ作曲法を学びます。この地である程度の名声を得た後、1779年にサンクトペテルブルクに戻り、1779年にはロシア帝国出身者としては初の「宮廷楽長」として活躍をはじめます。しかしながら彼の真価は合唱作品にあり、とりわけ40曲以上書かれた「教会コンチェルト」が高く評価されています。楽器の使用が禁じられている正教会において、彼が作曲した"西洋風の"ロシア語の奉神礼音楽は異質ではありますが、高い人気を誇っていたことは間違いありません。この演奏は、再研究から導き出されたスラヴの発音によって歌われ、アーカイブから見つかった詳細が付け加えられた興味深いものとなっています。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573109 |
(2009/04/01 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C71007 |
イタリア後期バロック時代に活躍したニコラ・ポルポラ。作曲家、声楽教師として名を知られ、中でも当時名声を誇っていたカストラート歌手ファリネッリを育てたことは、彼自身の作品にも大きく影響しています。ソロ・カンタータやオペラで知られますが、このアルバムでは彼の珍しい宗教作品を取り上げ、器楽アンサンブルと交互に演奏。カウンターテナー歌手アンダーロの素晴らしい歌唱が、18世紀当時の雰囲気を伝えています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD232 |
各地の図書館が所蔵する過去700年に及ぶ資料のなかから「知られざる作品」を探しだし録音するプロジェクトの一つが,この「アッシジのクリスマス」です。聖地として知られるアッシジはナポリ音楽の伝統に影響を受けつつも(その地のほとんどの音楽家はナポリから来ていた)独自の文化を育んできました。コレッリ以外の名前は、ほぼ無名と言っても差支えありませんが、どの音楽も優美で敬虔。クリスマスの喜びを心から歌い上げています。(2009/01/28 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix149 |