不詳
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20世紀に作曲された数多の音楽の中で、ガーシュウィンの作品がその最も優れた成果の一つであることはもはや論を待たないでしょう。クラシックとジャズの要素が渾然一体となった彼の音楽は躍動感と生命力にあふれており、理屈抜きでとにかく聴いて楽しく、聴くものをポジティヴな気分にさせてくれます。と同時に、演奏する側にとっては楽しいだけでなく、無限の想像力をかきたてるものがあり、それがジャンルを問わず、今日多くのミュージシャンの賛嘆を得ている理由でしょう。有名な「ラプソディ・イン・ブルー」をはじめとして、どこかで耳にするメロディーも沢山含まれている一枚、聴けばとっても元気が出てきます!(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556686 |
ガーシュウィンの代表作「ラプソディ・イン・ブルー」。1924年に米国のジャズ、ポップス指揮者ポール・ホワイトマンの依頼を受けたガーシュウィンが2週間で書き上げたとされています。ただオーケストレーションに関しては、当時ホワイトマン楽団のアレンジャーを務めていたグローフェが行い、まずジャズ・バンド版が完成。後に何度も改訂が行われ、現在耳にするオーケストラ版などが生まれました。この録音では最初のジャズ・バンド版で演奏されており“シンフォニックジャズ”としての味わいが深く感じられます。ロシアのピアニスト、ゲルシュタインは14歳でバークリー音楽院に留学し徹底的にジャズを学んでから、クラシックに「戻った」というユニークな経歴の持ち主。このアルバムではガーシュウィンにまつわる作品を超絶技巧を駆使して華麗に演奏。楽しいアルバムに仕上がっています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Myrios Classics |
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カタログ番号 | :MYR022 |
SOMMレーベルが力を入れている「イギリス歌曲の一世紀」シリーズ第3集。英国を代表する作曲家たちの様々な歌曲を6枚のアルバムに収めるというシリーズで、ここでは19世紀後半から終りにかけてに生まれた3人の作曲家、ガーニー、ウォーロック、クィルターの作品が収録されています。ソプラノのレナード、バリトンのヴェイラが各々の歌を歌い分けることで、それぞれの歌の持ち味を生かしており、ピアノのマルティノーが絶妙な彩りを加えています。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD224 |
スタンフォードに学び、ハーバート・ハウエルズと親交の深かった作曲家アイヴォー・ガーニーは、第1次世界大戦の従軍体験を元にして書いた2つの詩集を始めとした多くの詩作で「偉大なる詩人」としても知られています。彼はずっと双極性障害に苦しみ、また戦争で体調を崩し、最期は結核で亡くなるのですが、その一生を覆った暗い影は彼の音楽にも反映されているようで、300を超える歌曲のどれもが仄暗い色合いを帯びています。しかし、その落ち着いた色合いは聴き手の心を何か透明なもので満たしてくれることでしょう。(2009/10/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572151 |
イギリス歌曲の長い伝統の中には、フィンジ、ヴォーン・ウィリアムズ、ガーニー、モーラン、ウォーロックなど数多くの偉大な作曲家の名前を見ることができます。このアルバムはイギリスのグループ「English Poetry and Song Society」のプライヴェート・ライヴコンサートを収録したもので、残念なことにポータブル録音機器での録音のため、マイクの位置などが理想的ではなく、音質はあまり良くありませんが、その難点を上回るほどの幅広いイギリス歌曲作品を聴くことができます。(2017/12/22 発売)
レーベル名 | :Diversions |
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カタログ番号 | :DDV24164 |
ガナッシの『フォンテガラ』といえば、リコーダーを本格的に学ぶ人が必ず通るといっても過言ではないルネサンス変奏技法の必携書。いわばリコーダー世界のチェルニーかバッハかショパンか……というような存在で、その教本のなかで縦横無尽に解説されている装飾技法を学ぶことは、リコーダー奏者のみならずルネサンス音楽を演奏するプロにとって欠かせない過程のひとつといってよいでしょう。ただ観賞する側からすると、その著者ガナッシの存在感はいまひとつピンとこないところ。本盤の重要性はそこにあります。ラルペッジャータやエスペリオンXX、コンチェルト・パラティーノなど世界的なグループでの活躍をへて自らコンセール・ブリゼーを立ち上げた木管コルネット(ツィンク)の天才奏者ウィリアム・ドンゴワは、頼れる演奏仲間たちとともにガナッシの著作にあらためて立ち返り、そこに説明されている声楽作品を器楽で奏でる技法によって、ジョスカン、ビュノワ、ゴンベール...など、ガナッシの時代からみた「古典」ともいうべき15~16世紀の巨匠たちの声楽作品をあざやかに演奏してゆきます。装飾音を機微たくみに織り込みながら、さまざまな古楽器の音色を交錯させてゆく名手たちのなかには、Alphaレーベルでの数々の名盤で知られるバグパイプ&古楽笛奏者フランソワ・ラザレヴィチの名も……他にも欧州シーン最前線をゆく多忙な名古楽器奏者たちの名が続々。なにかと声楽偏重になりやすいのでルネサンスを敬遠してきた方々にも、この興奮必至の器楽合奏世界は是非お勧めしたいところ……ルネサンス名画の画集観賞にも合いそうです。国内盤は充実解説の日本語訳付。(2018/12/19 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC395 |
現代のラトヴィアを代表する作曲家の一人、カールソンスの宗教的合唱作品集。タイトルである「Oremus」は2018年、ラトヴィア放送合唱団のために作曲された作品で、カールソンスはこの合唱団の高い能力と音楽性を念頭に置き、複雑なハーモニーに彩られたメッセージ性の高い曲を書き上げました。作品は“リンカーンセンター・ホワイトライト・フェスティバル”で初演され大好評を得ています。「Adoratio」は演奏時間30分以上を要する合唱とオーケストラのためのシンフォニー。全体は4つの部分で構成された劇的な作品で、オーケストラと合唱の真剣勝負が繰り広げられます。作曲者自身の短い詩による「Le lagrime dell’anima…」は美しい夕暮れの中、7つの星を眺めている時に生まれたという旋律が様々に展開されていく美し作品。指揮者クラーヴァのために書かれた「Ora pro nobis」では、中世時代の聖母マリアへの賛美の詩が力強く歌われます。(2019/11/29 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1342-2 |