不詳
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一時期のような熱狂的な「ミニマル音楽への賛美」は、さすがに最近はあまり見かけませんが、その分、ミニマル音楽はもっと細分化され、抜け目なく日常生活の中に入り込んでいるような気がします。最近のベルリンでは、ラウンジで新しいスタイルのクラシック音楽を演奏することが流行していて(=Yellow Lounge)、この流れは日本でも静かなブームを呼んでいます。このアルバムは、Yellow Loungeで高い人気を誇るclair-obscurサクソフォン四重奏団による、グラスやライヒをはじめとした、心地よいミニマル音楽の世界が収録されています。コンサートホールとはまた違うリラックスした音をお楽しみください。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM217 |
(2001/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120570 |
17世紀頃、ローマ・カトリックの教会では毎週新しい典礼音楽が演奏されていました。いくつかの声部と楽器を伴う曲は、複雑な書法で書かれ、演奏もかなり困難なものであったことは間違いありません。そのため、これらを演奏するための練習用として小規模なモテットが多く書かれたのです。グラツィアーニ(1604-1674)はミラノで生まれた作曲家で、1646年にイエズス会の母体ジェス教会の関連教会セミナリオ・ロマーノの楽長に就任、オルガンを弾きながら合唱団を指揮、多くの作品を書き残しました。彼の作品は、同時期に活躍したカリッシミのものと似ていますが、それはグラツィアーニが5歳のときに、カリッシミの住むマリーノに移住したことも影響しているかもしれません(2000人ほどの小さな町の同年代の音楽を志す少年たちは、恐らくお互いに影響しあったことでしょう)。このアルバムでは、前述のような小さなモテットと、これまで存在が確認されていなかった2つのオラトリオを聴くことができます。コンソルティウム・カリッシミによる、この「隠れたバロック作曲家」の演奏は、この時代の音楽を愛する人にとってまたとない贈り物になることは間違いありません。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573256 |
同じくグラツィアーニのオラトリオ「アダエ」(8.573256)で見事な演奏を聞かせたコンソルティウム・カリッシミ。今回もグラツィアーニのカンタータ集をお届けいたします。ミラノ生まれのグラツィアーニは1646年にイエズス会の母体ジェス教会の関連教会セミナリオ・ロマーノの楽長に就任し、多くの作品を残しました。彼は数多くのカンタータを書いていますが、まだまだその生涯や作品の研究は成し遂げられてはいません。この曲集は彼の死後、兄弟によって1678年に出版され、ローマの図書館に保存されていたものです。クリスマスのための音楽から哲学的な言葉まで、様々なテキストが含まれていて、当時のローマで好まれていた音楽を伺いしることができる貴重なものです。生き生きとした歌からは、当時の人々の宗教心や生活をうかがい知ることができそうです。(2016/03/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573257 |
何でもありの選曲にご注目ください。こういう曲をクラリネット5人だけで(低音にはバセットホルンとバス・クラリネットを使用)演奏してしまおうというご機嫌な企画、曲名を見るだけでわくわくします。「熊蜂の飛行」や「ピッチカートポルカ」のようなおよそクラリネット演奏が想像できないもの、ベートーヴェンのような正統派クラリネット音楽、「トロイメライ」や「パヴァーヌ」のようなゆったりナンバー、果てはラグタイムからジャズまで。マニアックにして誰もが楽しめる、クラリネットを聞く楽しみを一気に広げる会心のアルバムです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553427 |
【モンテヴェルディに匹敵すると目された、ヴェネツィアのモテット作曲家初の作品集】1590年にヴェネツィアで生まれたグランディは、17世紀前半のヴェネツィア楽派で最も偉大なモテット作曲家とされています。極めて早熟で、1627年にはサン・マルコ寺院の副楽長に任命され、当時その才能はモンテヴェルディに匹敵すると噂されるほどでしたが、1630年にはペストのため、妻と10人の子供たちと共に亡くなってしまいました。このアルバムは、17世紀イタリア音楽を演奏するため2018年に結成されたばかりのアンサンブルにより、マントヴァのサンタ・バルバラ教会の美しい響きの中で録音されています。アルバムタイトルの「天の花」は、彼の5番目のモテット集から取られました。収録された作品は1610年から30年までに出版されたもので、ほとんどが初録音。早世のためその生涯も音楽も伝わるものが少なく、彼の作品のみで構成されたアルバムというのは今回が初めてとなりますが、この美しい響きはきっと多くの人を虜にすることでしょう。(2019/08/16 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A464 |
【大小さまざまな声楽群が織りなす音宇宙、バロック初期のヴェネツィア様式の極致】1590年にヴェネツィアで生まれ、同世代のシュッツと同じく巨匠ジョヴァンニ・ガブリエーリの複合唱形式をじっくり学んで育ったアレッサンドロ・グランディ。一時フェラーラの宮廷で活躍するもヴェネツィアに戻り、モンテヴェルディが指揮する聖マルコ教会の楽員を務めたのち1627年にベルガモの礼拝堂楽長となったものの、伝染病が猛威を振るった1630年に亡くなってしまいました。ベルガモに移って間もなく出版された作品集はいずれもガブリエーリの影響を色濃く残しながら、合唱の各パートを独唱として扱うコンチェルタート様式を追求した17世紀らしい音楽的進化が見られます。この作曲家の作品を体系的に追っているイタリアの古楽グループ、アカデミア・ダルカディアは9人の独唱者とヴァイオリン、テオルボ、オルガンからなるアンサンブルに、コルネット(ツィンク)と大小サックバット(トロンボーンの前身)からなる金管合奏で臨むウト・ファ・ソ・アンサンブルの協力を得て、編成の大きい作品でも各歌手の独立性を保った室内楽的解釈で作品の魅力をじっくり引き出します。ピッチは当時の北イタリアに合わせてやや高めの465Hz。10声にも及ぶマニフィカトはポスト=ガブリエーリ世代の貫録十分、3声と通奏低音からなる作品では一転、マドリガーレのような緊密な音作りが見事というほかありません。同レーベルでの先行録音(A464)に続く、本場イタリアならではの上質の古楽録音です。(2022/06/10 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A525 |