不詳
Search results:2939 件 見つかりました。
ベルギー出身のフルートの名手グローウェルスは、あのピアソラやモリコーネらが曲を献呈するほどの人物。当盤では、ピアソラ「タンゴの歴史」を理屈抜きに味わいましょう。共演者シマールは、マリンバを中心に打楽器を操ります。2人のコンビに捧げられた作品も収録しました。オスティナートが印象的な「イニシエーション」、自然の息吹が感じられる「フルートとボンゴ 第1番」「自然へのオード」、「蝶々夫人」に触発された「蝶」、我らが安倍圭子の痛快な「竹林」(この作品のみ、マリンバ独奏でフルート無し)、終結に向けて徐々に高まる、エキゾティックな「魅惑の朝」。フルートと打楽器が織り成す快楽音空間に目を見張るアルバムです。(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557782 |
【イムラーとドイチュが誘う、忘れられたウィーンの歌】ロベルト・グントはスイスに生まれウィーンで活躍、ピアニスト、教師、作曲家として大きな成功を収めました。60曲以上を出版したほか、100曲を超える未出版作品を残していますが、今日ではほとんど忘れられています。ヴィルヘルム・グロスはウィーンの裕福なユダヤ人の家庭に生まれて音楽教育を受けた後当地で活躍、やがてベルリンに移り映画音楽で成功しますが、ナチスの台頭を受けイギリスを経てアメリカへ移住、ポピュラー音楽で成功し、ヒュー・ウィリアムズの別名で発表した「Red Sails in the Sunset」はビング・クロスビー、ルイ・アームストロング、ナット・キング・コール、ビートルズらにカバーされて大ヒットしました。しかしながらその作品の多くもまた、現在ほとんど顧みられることがありません。ドイツ出身でドイツ語圏の知られざる歌曲作品の発掘に力を入れているクリスティアン・イムラーは長年手を組んでいる名手ヘルムート・ドイチュと共に、後期ロマン派の流れを汲みながらジャズなど他ジャンルの影響も色濃い、これら知られざる作品の魅力を紐解いていきます。(2025/02/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1117 |
18世紀古典派時代に活躍したチェコ出身の2人の作曲家クルムフォルツとドゥシェクのハープ作品を、この時代に作られたシングル・アクション・ハープ(Louis XVI)を用いて演奏したアルバム。このハープは、パリのハープ製作者ルノー&シャトランが1779年に製造した楽器を、240年後の2019年、ドイツのハープ製作者ライナー・トゥラウが復元したモデルです。演奏しているのは、プラハ音楽院とブリュッセル王立音楽院で学び、ノルウェー音楽アカデミーでイザベル・ベリンに教えを受けたハープ奏者バルボラ・プラハー。クラシックだけではなく、マルチなジャンルで活躍するアーティストです。(2020/08/07 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
---|---|
カタログ番号 | :UP0216 |
ロシアの知られざる作曲家、エフゲニー・グンスト。2010年にバーゼル大学のセミナー室の地下から発見されたスコアによるピアノ作品集(OC899)では、スクリャービンとも似た独特の個性を伺い知ることができると、大きな話題になった人です。今作は、彼の数少ないヴァイオリン作品も含んだ作品集で、彼が生涯の最後に到達したパリの雰囲気も備えた興味深い曲が詰まっています。同時に収録されたドビュッシーの有名曲と聞き比べるのも面白いでしょう。演奏は前作と同じくスザンヌ・ラングがピアノを担当、この作曲家にかける思いを綴っています。ヴァイオリンはオレグ・カガンとヴァレリー・キモフ(オイストラフの弟子)に師事したヴェテラン、デニソーヴァです。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC1842 |
映画音楽の分野でも大活躍したコルンゴルトの音楽は、クラシック音楽としてはあまりに美しすぎるためか!?、やや過小評価され気味です。しかし、期待の新鋭リンの素晴らしい演奏を得て、その蕩けるような甘さだけでなく、クラシックの作曲家としての、シリアスさと作りこみの確かさも存分に味わえる一枚となりました。彼の音楽は、たとえ小曲であっても、書法の「濃さ」は相当ですが、大作のヴァイオリン・ソナタではその傾向はなおさらで、ヴァイオリン・ピアノパートともに、最大限の技巧的困難さと和声的複雑さに満ちていて(特に第2楽章など!)、ちょっとスゴいことになっています。究極の陶酔的作品と申せましょう。(2003/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557067 |
イタリアのルネサンス期を代表する芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)は、そのあまりにも広範囲な才能から「万能人(uomo universale)(ウォモ・ウニヴェルサーレ)」とも呼ばれています。彼の父と母は正式な婚姻関係になく、「それが原因で父の職業である公証人を継ぐことができなかった」という説も流布していますが、もし彼が公証人になっていたとしたら、今の私たちに、あの神秘的な微笑を湛えた「モナ・リザ」も、名画「最後の晩餐」も残されていなかったことでしょう。彼の生涯は多くのエピソードに彩られていますが、未だ解明されない謎も多く、現代でも多くの人々が彼の創作の源を探るべく、研究に研究を重ねています。画家、工学者、医学者としても才能を発揮しましたが、実は音楽家としての天分にも恵まれていて、リュートや自作のリラを弾きながら歌い、ヴィオラ・オルガニスタや紙オルガンなどの新しい楽器のアイディアも構想したというのですから、驚くばかりです。彼が活躍した当時の音楽界は、中期ルネサンスにあたる時期で、教会ではラテン語によるミサ曲やモテットが歌われ、街の中ではフランス語によるシャンソンが大流行していました。現代の音楽とは違う調性感やハーモニーは、まさに「雅びの世界」を意識させてくれるものばかりです。このアルバムにも収録されている「武装した人」は本来、そんな作曲家不詳のメロディですが、デュファイがミサ曲の定旋律として用いてから(他の作曲家という説もある)広く知られるようになり、この当時の作曲家は一度はこのメロディを使った曲を書いたとされています。音楽にも通じていたダ・ヴィンチがこの曲を耳にしていたことは間違いないでしょう。 ( 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.558057 |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
---|---|
カタログ番号 | :2009.12.31 |