Boehe, Ernst(1880-1938)
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珍曲オタク道邁進中のcpoの中でも極めつけの珍品、ベーヘの名をすでに知っていたという人は表彰ものの通です。テュイレの弟子で、R.シュトラウスとも親交のあったベーヘは、生涯の大半をプファルツ管弦楽団の音楽監督として過ごしました。20歳代前半に書かれた「オデュッセウスの流浪の旅」は、4つの交響詩からなる大作で、ここでは「旅立ちと難破」「キルケの島」「ナウシカの嘆き」を収めています(第4曲は30分にも及びCD1枚に入らないので次回のお楽しみに)。曲は気合いの入った正調ロマン派交響詩で、作曲年からするとやや古い感じもしますが、ライトモティーフの手法を取り入れて、構成的にも堅固に仕上がっています。悲劇的序曲はいかにも悲劇的で重厚な曲で、特に序奏のロシア音楽を思わせるような暗い響きが印象に残ります。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999875-2 |