ブル, オーレ(1810-1880)
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シベリウス、シンディングの協奏曲であまりにも繊細で美しいヴァイオリンを響かせるかと思うと、シンディングの知られざる小品を丹念に発掘し、知られざる名作に光をあてる・・・そんな若きヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルードの新しいアルバムは、ほとんど耳にする機会もないような北欧のヴァイオリン作品を集めたものです。1800年代の終わりから1900年代の始めに集中的に書かれたこれらの作品は、どれも新鮮な響きの中に、甘い憧憬と、胸がちょっぴり痛むような感傷が込められていて、例え初めて耳にする曲だとしても、昔からの知人と会った時のような懐かしさに心がふるえることでしょう。クラッゲルードは曲によっては多重録音を用い、これらの持つ魅力を100%伝えることに成功しています。(2012/06/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572827 |
ロマンティックなメロディーの数々、そしてヴァイオリンという楽器の魅力が満載された佳曲・秘曲による、心洗われる1時間をお約束する一枚です。生前はパガニーニに匹敵する大技巧家として知られていた大ヴァイオリニストのブルの諸作品や、スヴェンセンの「ロマンス」では、清楚にして感傷的な旋律が涙が出るほどの感動を誘います。またシンディングの組曲や、ハルヴォルセンの諸作品に聴くヴァイオリン用法の巧みさには全く驚かされます。前者の第1曲の無窮動的展開は息を呑むほどですし、後者のノルウェー舞曲における民俗的語法をヴァイオリンの名人芸的技巧に取り込んでしまう書法は、あまりに見事なものといわざるを得ません。(2000/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554497 |
17世紀イタリアのヴァイオリン製作者ニコロ・アマティは、祖父アンドレア、父ジローラモの技を受け継ぎ、クレモナをヴァイオリンの一大生産地にした業績は知られています。またストラディバリ、グァルネリも彼の弟子であり、その優雅なスタイルを持つ楽器は現代でも愛されています。ニコロ・アマティが1647年に制作した楽器はノルウェーの作曲家、ヴァイオリニスト、オーレ・ブルが「私の真珠」と呼び、愛奏していた楽器で、100年以上公式の場から姿を消していた幻の銘器です。ブルは公式なコンサートだけでなく、私的なコンサートでもこの楽器を用い、自作を演奏して、ヨーロッパだけでなく、アメリカ全土でも彼の名前を高めたのです。このアルバムでは、そんなブルが実際に演奏していた愛器による“サロン・コンサート”を再現しており、美しい音色が100年前以上前の雰囲気を余すことなく伝えています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :Athene |
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カタログ番号 | :ATH23205 |
女性ヴァイオリニスト・作曲家ウナ・スヴェインビャルナルドッティルのアルバム。アイスランドのラジオ放送局"Ra's 1"で正午のニュースの直前に「Last Song」と称して放送される、アイスランドの伝統的な歌や愛の歌、子守歌、人々を畏怖させる自然への頌歌、イタリアの歌やスカンジナビアの悲歌。これに倣い、さまざまな気分を持つ曲が選ばれています。アルバムの中心となるのはヨウルン・ヴィーザルの「アイスランド組曲」。これは1974年のアイスランド入植1100年を記念して書かれた作品で、アイスランドの伝統的な要素が多分に含まれています。彼女はヴィーザルと会った途端に意気投合し、以来、大きな影響を受けていると言います。「3つのマリアの祈り」の作曲家スヴェインソンは彼女としばしばデュオを組むほどの友人。そして、全ての元になった「Last Song Before the News」はヴァイオリニストの友人、ヨハン・ヨハンソンの死を悼む音楽。死という避けようもない運命の前兆が音として表現されています。(2021/11/12 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92248 |