Burton, Val
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スイング時代の録音を聴くと、「ああ何でクラリネットは廃れてしまったのか」と痛感します。答えは簡単で「クラはスクリームしやすい。クラは大きな音が出ない。」というのに加えて「クラはオクターブ・キーがなくて難しい」というのがあります。小生は、モダン期のバディ・デフランコなど大好きなのですが、ここでのアーティ・ショウ、音にダンディズムがある。フレーズが滑らかでモダン。実にいいです。久々に現れたわがクラの新星(というにはオッサン過ぎるが)谷口英治にも通じる「音楽的育ちの良さ」を感じます。グッドマンより和めるよ。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120615 |
俗にpf+b+dsのトリオはバド・パウエルが始めたことになっているが、ここではパウエル以前にエロール・ガーナーがやってるじゃないですか! カクテル・スタイルの祖!ホテルのラウンジなんかの仕事に絶対不自由しなさそうな華麗でロマンティックなスタイル! 45年以降、左手が例のガーナー・スタイルになり、これ見よがしのストライド奏法は少し控えてます。Indiana や Somebody Loves Me 等、パウエルのルースト版とも共通する選曲。パウエルも実は相当にガーナー・スタイルを勉強したのだろう、ということも判ります。(2001/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120528 |
ドーシー・ブラザースのビッグバンドが短命(1934年から35年の足かけ2年間)だったのは初めて知りました。ここでの録音は、兄弟ゲンカの後にジミーが結成したオーケストラの作品。看板が一枚欠けたとはいえ、ジミーのリーダーシップ、Sweet Swing という将に「甘口で軽やか」なスタイル。しかし、このスタイルは他の追随を許しませんな。オーケストレーションもあか抜けていて、tp、tb、リードのそれぞれの学期の特性を活かしたいい編曲。特にソロ楽器のバックのサウンドが凄く洗練されています。ジミー・ドーシーのソロやオブリガードも短いながら大変音楽的。ヒット曲の「そよ風と私」のイントロはラヴェルのボレロのパクリです。面白い。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120625 |