シリングス, マックス・フォン(1868-1933)
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メランコリー=憂鬱…この揺れめく切ない気分は、詩人や音楽家たちにたくさんのインスピレーションを与え、様々な作品が生まれてきました。このアルバムにはロマン派から近現代の「憂鬱」な作品を集めたもの。通常はピアノで伴奏される歌曲が、ピアノと弦楽四重奏版という形で奏されます。曲によってはオリジナルの形であったり、アリベルト・ライマンによって編曲を施されていたりと様々ですが、ここではどの曲も、しっとりと荘厳な雰囲気を帯びて、重苦しく切なく響きます。歌手ルチア・ドホニョーヴァはスロヴァキア生まれ。名歌手ルチア・ポップの推薦でステージに立ったという彼女の声は、とても伸びがよく美しい響きを持っています。彼女のトゥリーナのアルバムは2010年のグラミー賞「ベスト・ヴォーカル・パフォーマンス賞」にもノミネートされています。最後におかれたルクーの「夜想曲」が絶品です。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5144 |
リヒャルト・シュトラウスと親交があり、オペラ作曲家・指揮者として活躍したシリングスは、始めはワーグナーの影響をもろに受けていましたが、2番目の妻がタイトルロールを歌ったこの「モナ・リザ」が出世作となりました。修道師が新婚旅行中の夫婦に語るモナ・リザと夫、及び彼女の愛人の物語が、登場人物3人に対応していくことが最後にわかるという内容。折しもダ・ヴィンチの「モナ・リザ」盗難事件もあって、オペラは爆発的人気。本人は尊敬するワーグナーを超えたとご満悦だったでしょうが、その成果や如何に・・・。1994年、キール歌劇場でのリヴァイヴァル公演時の世界初録音。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999303-2 |
第二次世界大戦中、反ユダヤ主義としての態度を貫いたため、大戦後にはその作品自体の演奏が避けられてしまったマックス・フォン・シリングス。近年ようやく作品の復興が進み、少しずつ管弦楽作品や歌劇などの上演が行われるようになりました。しかし彼が晩年に力を注いだ室内楽作品は、未だ演奏されることがなく、21世紀の今になっても、1998年に録音されたこのアルバム以外はほとんど目にすることができません。長らく廃盤となっていたこの弦楽四重奏曲と弦楽五重奏曲を収録した1枚が復刻されることで、忘れられてしまったシリングスの音楽が注目されるきっかけになることでしょう。お求めやすい価格設定での再発売です。(2019/09/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999608-2 |
ドイツ出身の作曲家マックス・フォン・シリングス。1919年から1925年までベルリン国立歌劇場の首席指揮者を務めた彼は、熱心なナチス政権支持者であったため、第二次世界大戦後は音楽界からほとんど排斥されてしまい、かろうじて、オペラ《モナリザ》の作曲家として現代に名前を残しています。このアルバムは1991年と1992年に録音された作品集。後期ロマン派の作風による重厚な音楽が展開されています。とりわけ「魔女の歌」は1902年の初演されすぐに大人気を博したという作品で、ドラマティック・ソプラノとして一世を風靡したマルタ・メードルの迫力ある語りとともに劇的な物語が展開するという聴きごたえのある曲です。お求めやすい価格設定での再発売です。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999233-2 |
ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション“im Volkston-新しい民謡“のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました(残念なことにレーガーの「森の孤独」は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした)。このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。(2017/10/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1875 |