ルージェ・ド・リール, クロード・ジョゼフ(1760-1836)
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目まぐるしくグローバリゼーションが進む一方、全ての国は象徴である「国旗」と「国歌」を大切にしています。とりわけ「国歌」は各国の歴史が反映されたものが多く、各々の国の伝統と民族性の表明でもありますが、総括的に耳にする機会はあまりありません。しかし昨今では、国際的なスポーツ競技を自宅で目にすることも多く、各国の国歌を知る楽しみも増えてきました。また、外国の人々との交流、おもてなしの際にも役立つことでしょう。この10枚組BOXには、2019年現在における世界全ての国の「国歌」が収録されています。前作2013年版よりも更にパワーアップした内容となっており、例えば「イギリス」を例にとると、「女王陛下万歳」はオリンピック・ヴァージョンや短縮版まで様々な曲が用意されています。そして「第2の国歌」としておなじみエルガーの「希望と栄光の国」やパリーの「イェルサレム」も採用されています。また、国名の変更に伴い変更された国歌も採り上げられており各々の国の歴史にも興味が持てることでしょう。演奏、編曲は定評あるピーター・ブレイナー。全40ページのブックレット(英語)には全ての歌のタイトルと、国旗がカラーで掲載されています。2020年に向けて、盛り上がること必至のアイテムです。ちなみに試聴リンクの曲はブラジル連邦共和国の国歌です(CD2:18)(2019/12/20 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.201002 |
【ニケとギャルドの初顔合わせ!フランス革命と共和国軍を讃える愛国的音楽集】メユールの「門出の歌」、ベルリオーズが編曲した「ラ・マルセイエーズ」、ブランケットの「サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲」といった愛国歌から、フランス・オペラに登場する共和国軍を讃える音楽などを集めたアルバム。演奏は、日本では吹奏楽団として有名なギャルド・レピュブリケーヌ(共和国親衛隊)軍楽隊で、古くから弦のメンバーを加えた管弦楽団としての活動も行っておりましたが、今回は交響楽団(Orchestre symphonique)というクレジットでの登場となっています。さらに合唱にはフランス軍合唱団も参加。指揮台にはルネサンス~バロック音楽のスペシャリストであり、近年はフランス近代音楽、特にオペラなどの声楽作品の解釈者としての活動で高い評価を得ているエルヴェ・ニケが立ち、今回初共演となるギャルドから引き締まった熱いサウンドを引き出しています。現フランス軍に連なる言わば本場の団体を中心とした演奏陣によるパフォーマンスは圧倒的な力強さ。2024年のパリ・オリンピックに向けて大いに盛り上げてくれる一枚といえそうです。(2023/11/24 発売)
レーベル名 | :Château de Versailles Spectacles |
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カタログ番号 | :CVS100 |
【「愛の喜び」の作者として人気絶頂をきわめた名匠、晩期の充実作!鬼才ニケの圧倒的解釈で】ヴェルサイユ宮殿が推進するフランス音楽復興プロジェクトは、現代において滅多に名前が知られていない作曲家の復権にも大きな貢献を果たしつづけています。予算をかけて録音に踏み切るということは、知らしめる意義がそこにあると関係者一同が認識してのこと。秘曲発掘に実績ありのエルヴェ・ニケが新たに録音した今回のアルバムもまさにそうした実績に連なる1枚と言ってよいでしょう。この指揮者が手がけてきた知名度の低い作曲家たちのアルバムをひとつでもご存知の方なら、その意味は十二分にご理解いただけるに違いありません。マルティーニという名の作曲家は18世紀に何人かいますが、ここに登場するのは不滅のヴォーカル・ナンバー「愛の喜びPlaisir d’amour」を書いたことで知られるフランス随一の人気オペラ作曲家。マルティーニというのは筆名で本人はバイエルン生まれのドイツ人ですが、1765年にパリに出て以来飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を得、王室にも愛されながら革命期にも迫害を避けつつ第一線で活躍、あまりの人気にメユールやカテルら同時代人たちに妬まれ歌劇界を追われたものの、教会音楽で根強い支持を得ました。『レクィエム』はナポレオン治世下で書かれながら、王政復古後ルイ16世の遺骸再埋葬時に演奏され注目を集めた傑作。バス独唱の活躍もさることながら、充実した金管の響きなどピリオド楽器でこそ真価のわかる音楽内容には、まさにニケという解釈者が絶好というほかありません。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Château de Versailles Spectacles |
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カタログ番号 | :CVS022 |