アレクサンドロフ, アナトーリ(1888-1982)
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ロシアの作曲家・ピアニスト、アナトーリ・アレクサンドロフ。モスクワ音楽院で学び、タネーエフやイグムノフに師事し、1916年に卒業。メトネルやラフマニノフ、スクリャービンの影響を受けつつも、師であるタネーエフに倣ったロシア音楽の伝統を尊重した独自の作風による作品を発表しました。この3枚組には世界初録音を含む、彼のピアノ・ソナタを全曲収録。約60年にわたる作曲活動の中で、活動の初期には印象派風の神秘的な曲を書いていた彼が、1930年代以降は社会主義リアリズムの影響を受けて作風を簡素化、調性を明確にした伝統的な様式へと移行していったことが窺える内容です。シンガポール出身のピアニストのクラリス・テオは、この全曲録音を通じてアレクサンドロフのソナタを20世紀音楽の重要な作品として提示し、作品の魅力を丁寧に伝えています。(2025/03/07 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDX21375 |
モスクワに生まれ、母親からピアノの手ほどきを受けたアレクサンドロフ(1888-1982)。最初はタネーエフに作曲を習い、その後はモスクワ音楽院でセルゲイ・ワシレンコに師事しています。管弦楽作品もありますが、その作品のほとんどはピアノ曲と、ピアノ伴奏付きの歌曲であり、スクリャービンとメトネルの良いところどりのような後期ロマン派のスタイルを汲む独自の作風が魅力的です。ピアノ・ソナタは全14曲。ここでは中期の第8番を中心に、様々な年代の小品を収録。ロシア・ピアニズムにおける忘れられた作品をお楽しみいただけます。(2014/01/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0186 |
アナトーリ・アレクサンドロフ(1888-1982)は、ロシア・ピアニズムの伝統をしっかり継承している作曲家として知られ、その作品は、ラフマニノフ、スクリャービン、ショスタコーヴィチ、ギレリスなど様々な作曲家や演奏家にインスピレーションを与えています。作風はよく言われるように「メトネルとスクリャービンの中間」のようなものではありますが、決して前衛的にはならず、程よいロマンティシズムを保った親しみやすいものです。この第2集には彼の初期の作品が収録されており、これらは発表当時にも高い人気を誇ったというものですが、後期の単純化された新古典主義風の音よりも、より実験性が高く(だからこそ評価されたのでしょう)印象主義的で神秘的な音であり、確かにスクリャービンの響きに近いものがあります。ここでピアノを弾いているキョンアは、第1集でその幅広いデュナーミク、華麗な音色、そして卓越した技術を高く評価されました。将来が楽しみなピアニストです。 【第1集…TOCC0186】(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0216 |