アーン, レイナルド(1874-1947)
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【ベル・エポックの立役者の一人、アーンの独唱歌曲107曲を収録!】フランス歌曲の世界で有名といえばまず、ショーソン、デュパルク、ドビュッシー、フォーレやプーランクなどが挙げられますが、それらの中でひときわ愛らしい個性が光り、控えめながらも一部で根強い人気を誇る作曲家といえば、レナルド・アーンであると言えます。「ロマン派の時代」と「狂騒の20年代」を繋ぐ「ベルエポック」を象徴する歌曲を書いた彼は、マルセル・プルーストの恋人であり、そして何よりも、わずか12歳の頃に作曲された彼の最も有名な作品「私の詩に翼があったなら」(DISC2-2)を初め、多くの親しみやすい歌曲を発表しています。しかし、歌曲の専門家たちが口を揃えてアーンの作品が持つ素晴らしい個性を認めていながら、驚くべきことに彼の歌曲の3/4ほどはこれまで録音されたことがないか、ごく小さなレーベルに私的に録音されただけなのです。この状況を憂いたパラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)は、独唱とピアノのために書かれたアーンの歌曲の全曲録音を計画、タシス・クリストヤニスとジェフ・コーエンの積極的な協力を得、この素晴らしいアルバムが誕生することとなりました。(2019/12/20 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ2002 |
【アーン壮年期の舞台作品は洗練の極致! ジャンスら歌手陣も絶好調】『失われた時を求めて』の作家プルーストとの親交で知られる世紀転換期フランスの作曲家レイナルド・アーンは、大の社交家らしく、早くから舞台音楽でも成功を収めていますが、これはかなり後期の作品。両大戦間の1933年、かつてオッフェンバックが自らのオペレッタ上演の牙城としていたブフ=パリジャン劇場で初演された際には、のちに『北ホテル』や『天井桟敷の人々』といった名画で銀幕を賑わせることになる名女優歌手アルレットも乳母フェリシ役で登場。台本は、こちらも後年映画監督として活躍をみせたサシャ・ギトリ。名作《シブレット》でタッグを組んで以来10年ぶりのアーンとの仕事は、ここでも大きな成功につながりました。新聞広告で密かに浮気相手を募ったところ、数々の応募者の中に自分の妻、娘、娘の乳母らが含まれていると知り大慌てする帽子屋プロスペールの喜劇……荒唐無稽な内容でありながら、アーンはフランス近代音楽らしいオーケストラを使い(管楽器はフルート、クラリネット、サクソフォン、バスーン各1にクラリネット2本のみ)、彼の歌曲やピアノ曲に通じるような、親しみやすくも極めて洗練された音楽を付けています。演劇の都としても知られる南仏アヴィニョンのオーケストラを鮮やかにまとめてゆくサミュエル・ジャンのタクトも絶妙なら、ヴェロニク・ジャンスをはじめとした歌手陣も、音楽の美しさと機微をとらえた歌唱で作品の味わいをじっくり引き出してゆきます。Bru Zaneレーベルならではの200ページを超える充実したブックレットでは、いつも通りの口絵の多さと解説の充実に加え、録音では省略されている音楽抜きの台詞部分まで含めたギトリ執筆の台本全編も英訳付で読むことができます。(2021/02/12 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ1043 |
【早熟の天才作曲家が初めて手掛けた歌劇、ニケによる世界初録音】わずか12歳で作曲した「私の詩に翼があったなら」が最大の有名曲という早熟の天才、レイナルド・アーンが23歳の頃に手掛けた最初の歌劇。フランス19世紀の異国もの文学で絶大な人気を誇ったピエール・ロチがタヒチで書いた著作をヒントに、ポリネシアの島を牧歌的に描いたオペレッタです。豪華なメンバーによる初録音。Bru Zaneならではの図版満載の英仏2言語ブックレットも充実しています。(2020/10/30 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ1042 |
ビロードのように滑らかな声とカリスマ性で国際的な注目を集めるテノール歌手、カリム・スレイマン。イーストマン音楽学校を首席で卒業し、コレギウム・ムジクムでポール・オデットの指導を受け、ライス大学で修士号を取得。その後、パリに移り、オートコントルのハワード・クルックに師事、また、シカゴのセカンド・シティ・トレーニング・センターで即興演奏を学びました。ソリストとしてだけではなく、トム・ポスターとエレーナ・ウリオステを創設メンバーとするカレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴの中心メンバーとして活躍しています。今回のレイナルド・アーンの作品を収録したアルバムには、アーン歌曲のピアノ伴奏部分が室内楽編曲にも適していることに気が付いたというポスターが自ら編曲を行いスレイマンが歌う歌曲6作に加え、たいへん魅力的なピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲を収録。アーンの音楽の繊細な美しさを存分に楽しめます。(2025/01/31 発売)
レーベル名 | :Chandos |
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カタログ番号 | :CHAN20326 |
もともとはベネズエラで生まれ、フランスに帰化したレイナルド・アーン(1874-1947)。10歳でパリ音楽院に入学、マスネやサン=サーンスに師事したという彼の作品で、最も知られているのは、歌曲「私の詩に翼があったなら」でしょう。しかしこの歌は彼がなんど12歳の時の作品で、本当に早熟の天才だったのです。TIMPANIレーベルには、なぜかアーンの作品がこれまでになく、この「当惑したナイチンゲール」が初めての作品集となります。1902年から1910年に作曲されたピアノの連作集で、全体は4つの部分に分かれた53曲から出来ています。彼の親友であったマルセル・プルーストの影響が多分にありアーンによると「涙の中で書いた」ものであり、幼い頃の記憶を辿るような感傷的で静かな音楽です。ピアニスト、エイディはTIMPANIレーベルでお馴染みの人。その繊細な表現力が高く評価されています。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :2C2229 |
【アーンの大作に待望の新録音登場】ベネゼエラに生まれてフランスに学び、そのまま帰化したアーン。マスネに師事し、指揮者としても活躍した彼は、作曲家としても早熟な才能を発揮しますが、その作品は12歳の頃に書いたという歌曲「私の詩に翼があったなら」を除き、今日演奏機会にあまり恵まれているとは言えません。そんな彼が残したピアノ曲「当惑したナイチンゲール」は、4つの組曲からなる全53曲で構成された小品集。どの曲も特徴的な性格を持ちながら、小説家プルーストとの親交でも知られる彼らしく、内省的な美しさに満ちています。この大作に臨むのは韓国出身のユーニー・ハン。Steinwayで3枚目のアルバムとなる今回は、1枚目でも取り上げていたアーンを色彩豊かに聴かせます。(2019/08/16 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30108 |
【コクトー&アーンによる幻のバレエ「青い神」】レイナルド・アーンがディアギレフ率いるバレエ・リュスのために作曲した『青い神』は、初演当時22歳のジャン・コクトーの手によるヒンドゥー教の伝説に基づいた物語。若い娘が、愛する青年が寺院の僧侶になるための儀式を妨害したため、魔物に捕らえられ処刑されようとするところ、青い神と女神が蓮の花から現れて笛を奏でて魔物を鎮め、彼女を助けるというもの。音楽はエキゾチックな主題を持ちつつも紋切り型の異国情緒に陥らぬため、フランス近代ならではの半音階的な動きや旋法的な技法に実験的なポリフォニーも取り入れるという、ディアギレフの要望に応じた画期的なものでしたが、当時は観衆の理解を得ることが出来ず、バレエ・リュスの他のレパートリーとは趣が大きく異なったこともあり、初演は大きな失敗に終わってしまいました。これはニジンスキーが大きく注目された『牧神の午後』初演のわずか2週間前、フォーキンの『ダフニスとクロエ』の3週間前のこと。翌年には『春の祭典』が大きなスキャンダルとなり、『青い神』はレパートリーから外され、その後陽の目を見ることはありませんでした(コクトーは初演失敗後ディアギレフに「僕を驚かせてごらん」と挑発され一念発起、5年後にはサティ作曲の『パラード』で大スキャンダルを呼び起こすことになります)。アーンの手による音楽は70人以上のオーケストラを要する大規模なものでしたがバレエと共に封印され、バレエ・リュスの他のレパートリーが音楽だけでも現在世界中で演奏されるにもかかわらず、フランス国内ですらこれまで演奏されてきませんでした。今回発売となるライヴ録音で、その音楽が実験的要素と音楽的魅力を両立させた、たいへん聴き応えのあるものであることが証明されることでしょう。ディラン・コーレイ率いるフリヴォリテ・パリジェンヌの好演も相まって、不当に忘れられた作品の魅力が最大限引き出された注目の一枚です。(2025/04/11 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM074 |
バーゼル交響楽団のハープ奏者を務めるアウレリー・ノル、同じくバーゼル交響楽団のチェリスト、ヨレナ・オレア・サンチェス、古楽系のレパートリーで知られるソプラノ歌手マリア・クリスティーナ・キール、この3人が中心となり、アーンやファリャ、フォーレらの色彩豊かな作品を奏でた1枚。アルバムの中には、スイスの作曲家シルヴァン・ローラーの作品も含まれており、彼の繊細かつ印象的な作風による音楽は、他のロマン派の作品に見事に溶け込んでいます。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM427 |
もともとはベネズエラの生まれで、父はドイツ系ユダヤ人、母はスペインのバスク人であった作曲家レイナルド・アーン(1874-1947)。3歳の時にフランスに移住し、マスネ、サン=サーンスに師事し、わずか15歳で「私の詩に翼があったなら」を作曲。将来を多いに嘱望され、その後は1912年にフランスに帰化し、再びベネズエラに戻ることはなく、フランス人として一生を終えました。多くの作品を書きましたが、現在知られているのは、もっぱら20歳になる前の作品であり、このアルバムに収録されたような管弦楽作品や室内楽はほとんど聞かれることがありません。とりわけ管楽四重奏によるセレナーデと、異国的な風情を持つ「祭りの夜へのディヴェルスマン」は世界初録音となります。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1231 |
【ベンヤミン・アップルが問いかける、禁断の果実とは?】フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツのバリトン、ベンヤミン・アップルのALPHAレーベル第2弾。エデンの園でアダムとエバ(イヴ)が食べた禁断の果実をモチーフとした、民謡からロマン派、近代、現代、そしてミュージカルのナンバーまでを収め、その解釈の多様性を巡りながら、現代の禁断の果実とはなにか、蛇は今もどこかに潜んでいないかと、問いかける内容となっています。長くパートナーを務めるジェームズ・ベイリューとの息もぴったり。曲間にはアップルが語る『創世記』からの語句が短く添えられ、彼の美声と幅広い表現力を様々な角度から堪能することの出来るアルバムです。(2023/06/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA912 |