リスト, フランツ(1811-1886)
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不世出の大ピアニスト=作曲家であったリストは、オルガンの分野でも優れた業績を残しています。鍵盤楽器に対する本能的才覚に加え、壮大な音響、宗教的陶酔といった要素が大好きな彼がオルガン音楽を得手としたのも当然といえましょう。本巻ではピアノ版も存在する楽曲が集められていますが、盤の始めと終わりに収められたバッハへのオマージュ的色彩を持つ2曲では、リスト一流のヴィルトゥオジティと擬バロック的書法、そして半音階的進行への偏愛がオルガンの音色と大変よくマッチしており、ピアノ版では味わうことのできないカッコよさに溢れています(重低音もイけてます)。その他の曲でも、オルガンならではの音色の豊かさにご注目下さい。(2001/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554544 |
いわずとしれたピアノの巨匠フランツ・リストは、オルガンの分野においてもいくつかの傑作を残しており、その中でも最大規模を誇るのが「アド・ノス~」による幻想曲とフーガです。お得意の名人芸と主題変容の技法、そして擬バロック趣味とロマン派的な情熱と色彩感が渾然一体となった、まさにリスト臭プンプンに薫る傑作で、あのピアノ・ソナタロ短調に匹敵する価値を持っているとの評価も少なくありません。ちょっと珍しい(が、大変に優れた)リストの弟子たちによる、リストのピアノ作品(4、5)や交響詩(3)のオルガン編曲も、あわせてお楽しみください。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555079 |
2009年、クリーヴランド国際コンクールで第1位とベートーヴェン賞を獲得、また同年にはバルセロナで開催された第54回マリア・カナルス国際コンクールでも第1位を獲得。国際的な注目を浴びた女性ピアニスト、マルティナ・フィリャクのリサイタル・アルバムです。マリア・カナルス受賞記念としてNAXOSからリリースされたソレールのソナタ集は、完璧なテクニックで典雅な曲調のソナタを演奏していましたが、近作はロマン派の作品が中心の選曲であり、更に多彩な表現力が発揮されています。バッハ作品を忠実にピアノへ移し変えたリストの作品はもちろんのこと、情念が渦巻くようなスクリャービンの作品でのニュアンス溢れるタッチも聴き所のひとつです。(2017/02/24 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM249 |
以前、他レーベルからリリースされていたハーゼルベックとウィーン・アカデミー管弦楽団の演奏をひとまとめにしたBOXの登場。最近ではベートーヴェン作品を初演時の編成と演奏法で再現する一連の「リサウンド・ベートーヴェン」が話題となっているハーゼルベックですが、こちらのリスト演奏も高く評価されています。ベートーヴェンとは異なり、リストの管弦楽作品でのピリオド楽器演奏は、現在でもあまり数が多くなく、このハーゼルベックの演奏はとても貴重なものと言えるでしょう。余分な虚飾を取り去り、すっきりとした響きで聴くリストは耳に新鮮です。あまり聞く機会の多くない作品も含まれており、リスト好きの方にもオススメのBOXです。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99150 |
リストの13ある交響詩は、作曲家自身によって2台ピアノ用に編曲された版が存在しますが、こちらは彼の弟子であったストラーダルがピアノ独奏用に編曲したものです。ストラーダルはチェコのピアニストで、リストの他にブルックナーにも師事したことがあります彼の名前はリストの生涯にも度々登場し、彼自身もリストの晩年の夜想曲「夢の中に」を献呈されています。腕の立つピアニストでもあり、バッハ、ヘンデル、ブクステフーデ、そしてリストの作品を数多く編曲したようですが、その楽譜のほとんどは散逸してしまい、全貌はわかりにくくなってしまっているようです。彼の編曲は、それが管弦楽作品であろうとも、原曲の音符を全てピアノで演奏するというコンセプトに基づいたもの。当然音も厚くなり、技巧的にも困難を極めることとなります。この革命的な作品を実際に耳で聴く喜びをぜひ味わってみてください。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0035 |
「祭典の響き」はリスト自身とヴィトゲンシュタイン公爵夫人との結婚式での演奏を念頭に作曲されました。結局その結婚は、教会の判断で叶わないものとなりましたが、大変に華やかな式典を思わせる作品です。「山上にて聞きしこと」は、楽譜の序文に自然と人間の闘争や葛藤を描いた、ヴィクトル・ユゴーの詩が掲げられていますが、いかにもそんな感じのする壮大な楽曲です。「フン族の戦争」は、フン族とキリスト教徒の戦争を描いた絵からインスピレーションを受けたものですが、キリスト教徒を表現するパイプオルガンによるグレゴリオ聖歌と、フン族を表現する荒々しい楽想の対置が、素晴らしい効果を上げています。(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557846 |
「ハンガリー」は、ハンガリーに対するリストの祖国愛が反映された作品といわれており、魅力的なハンガリー風の楽想が多く登場します。「英雄の嘆き」は、1830年ごろ、若きリストがフランス革命に触発されて着手したものの未完に終わった「革命交響曲」の素材を再構成したもので、大規模な葬送行進曲といった趣になっています。鳴り響く鐘の音が大変に印象的で、リストの交響詩の中でも最も感動的な1曲といってよいでしょう。「タッソー」は規模こそ小さいですが、ヴェニスの舟歌の旋律と、嘆くような半音下降のモチーフを効果的に用いられた叙情味豊かな仕上がりで、音楽的密度の濃い名作となっています。(2007/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557847 |