スポリアンスキー, ミーシャ(1898-1985)
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父はオペラ歌手であり、妹はピアニスト、兄はチェリストという音楽一家に生まれたミッシャ・スポリアンスキー。幼い頃ロシアからワルシャワ、ウィーンへと移り、音楽教育は主にドレスデンで受けましたが、1914年に勃発した第一次世界大戦のためベルリンに移動。ここではピアニストとしてカフェで働きながら作曲を始めます。やがて1920年代のベルリンでキャバレー音楽の作曲家として人気を博し、またピアニストとして名テノール、リヒャルト・タウバーが歌う『冬の旅』を伴奏するなど八面六臂の活躍をしましたが、ユダヤ系であったため、1930年代にナチス政権の弾圧を逃れ、ロンドンへと移住します。ここで映画音楽家としてのキャリアを始めたスポリアンスキーはヒッチコックをはじめとした大物監督らに重用され、数々の作品で大成功を収めました。スポリアンスキーはオーケストラ作品も残していましたが、これらはほとんど演奏される機会がありませんでした。このアルバムには完成までに約30年を要し、スポリアンスキーのホロコーストへの思いが描かれた「交響曲」や、オーケストラ・ジャズ「ブギー」、モーツァルトを思わせる軽快な「わが夫と私」の序曲の3曲を収録。波乱万丈の人生を送ったスポリアンスキーの思いが音で描かれています。(2022/04/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0626 |
「人生はキャバレーである」と誰かが言ったとか。その逆もまた真なり。キャバレーは人生です。そもそもキャバレーとは、ダンスやコメディショーなどを演じることができる舞台のあるレストランやナイトクラブのことであり、19世紀のフランスには伝説的な名店「シャ・ノワール(黒猫)」に夜な夜な芸術家たちがたむろしていました。そこでは人々は知的な会話と美味しいお酒を楽しみ、揺蕩うパイプの煙の中を、美しい女性たちがきわどい姿で踊るという、まさに夢と頽廃の世界が繰り広げられていたのです。このアルバムには20世紀のほぼ全域に渡る時代のキャバレー・ソングが収録されています。もちろん作曲家の国籍も多彩ですが、どの曲にも夜の妖しい雰囲気がもれなく感じられます。カレウェのソプラノは澄み切った響きと思いがけない官能性に満ちた声であり、一度聴いたら思わず釘付けになるほどの魅力に溢れています。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100021 |
不世出のテノール歌手フリッツ・ヴンダーリヒのオペレッタ・アリア集!1930年ラインラント=プファルツ州クーゼルでチェロ奏者の父とヴァイオリン奏者の母を両親の下に生まれ、幼い頃から音楽に親しんできたフリッツ・ヴンダーリヒ。ナチスの侵攻と父の死を経て苦しい生活を強いられたため、正式な音楽の勉強をする機会はなかなか訪れず、20歳の時にようやくフライブルク大学でホルンと声楽を学ぶことができました。その頃にはすでに彼の美声は評判となっており、24歳の時に学内の公演で《魔笛》の主役タミーノを歌うチャンスに恵まれます。その翌年、大学を卒業する年には既にシュトゥットガルト州立歌劇場と契約を交わし、以降、バイエルン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場と契約し、ザルツブルク音楽祭などの多くの音楽祭に出演するほどにその才能は傑出していました。しかし、1966年9月17日、友人の別荘の階段から転落、たった35歳という短い生涯を閉じてしまいます。メトロポリタン歌劇場のデビューを目前に控えた歌手として絶頂期の最中で、世界中の人々が彼の死を惜しみ、その名声は彼の没後50年を経ても色褪せることがありません。このアルバムは彼が1959年から1965年まで、バイエルン放送の人気番組「ミュンヘンの日曜日」に出演した際の録音と、いくつかのスタジオ録音のオペレッタからアリアを収録した1枚。これら甘美で情熱的な歌唱の全てが未発表音源です。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900314 |