ミュラー, ヴィルヘルム(1794-1827)
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歌曲王として知られるシューベルトは、また合唱曲も数多く書き残しています。どの曲も彼の独創性は抜きんでており、例えば、シューベルトは本来ならば決められているはずの典礼文に、しばしば手を加え自由に曲をつけました(そのため教会で演奏不可能だったことも多かったようです)。また多くの世俗的合唱曲で見られるように、元の詩の言葉を整理したりもしました。また、シラーの詩による70曲以上もの合唱曲や、ゲーテの詩による合唱曲からは、彼の普遍的ともいえる世界観を伺いしることができます。この3枚組は宗教的な作品から、親しい友人たちが肩を寄せ合い歌うための曲、そして歌曲の編曲物などの様々な作品が収録されています。ドイツに数多くある男声合唱団や放送合唱団の高水準なアンサンブルでじっくりお聴きください。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix408 |
【ウィーンで流行していた楽器で、素顔のシューベルトへ。ガンバの名手バレストラッチが伝えるアルペジョーネの機微】チェロのように縦に構えて弓で弾く、しかし指板にはギター風のフレットがついている……19世紀初頭に一時だけ流行したアルペジョーネという弦楽器は、シューベルトの傑作ソナタひとつによってその名を歴史にとどめたと言っても過言ではありません。その演奏に慣れ親しんだ奏者は今や非常に少なく、かの「アルペジョーネ・ソナタ」も今日ではチェロで演奏されることも多いのですが、しかし作曲家自身が想定していた通りアルペジョーネと当時のピアノの響きで聴けば、実にいろいろな発見に驚かされるもの。できれば手練の名手の演奏で聴きたいところですが、そんな渇を癒してあまりある新譜がここに登場します。古楽器録音に実績の多いベルギーRicercarレーベルが世に問う新たなシューベルト・アルバムには、今や失われたアルペジョーネという楽器をたくみに操る敏腕ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者グイード・バレストラッチを中心に、19世紀初頭当時に使われていたギターやフォルテピアノの名手が加わる編成。たおやかでどこか切ないアルペジョーネの響きを、かの有名なソナタだけに閉じ込めず、ヴァイオリンのために書かれたソナチネや歌曲でも活躍させ、作風との相性をあざやかに浮き彫りにしてみせています。シューベルトも愛した19世紀初頭のギターが活躍するトラックも多く、時には当時まだ楽器が残存していたに違いないリュートも適宜使っている点は見過ごせません。深い作品愛が形をとった、企画先行に終わらない充実の古楽器系シューベルト・アルバムです。(2020/01/31 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC409 |
全国津々浦々のナクソス・ファンの皆様、お待たせしました。遂にシューベルトの歌曲全集に着手します。その力の入れよう、凄いです。ドイツ語を母国語とする、既に名声を確立した若手歌手を、それぞれの曲に相応しい人選という観点で起用し、言葉と音楽との関係を改めて追求します。楽譜もベーレンライター社の新全集を使用、最新の研究成果を取り入れます。21世紀におけるシューベルト演奏の規範を打ち立てたい、そんなナクソスの想いを感じてください。第一弾は今さら解説不要の「冬の旅」。大好きな方も、歌曲って何?という方も、トレケルの名唱を是非ご賞味ください。(2000/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554471 |
放浪と貧困の中で、20代半ばにして既に死に至る病に侵されつつあったシューベルトが作曲した連作歌曲集「美しい水車小屋の娘」は、失恋を歌いあげる青春の調べとなりました。全曲が公開演奏されて陽の目を見るのは死後のこととなりましたが、今日では、いわゆる三大歌曲集の第1作として知られ、永遠の名曲として現代人に感動を与え続けています。既に国際的キャリアを積み、21世紀の更なる飛躍が期待されるエルスナーを起用しているのに大いにご注目ください。なお、原詩の全25篇を、作曲されなかった5つも含めてブックレットに収録しています。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554664 |
【フィッシャー=ディースカウ最後の愛弟子による『冬の旅』】1982年にドイツのレーゲンスブルクに生まれたベンヤミン・アップル。フィッシャー=ディースカウが2012年に亡くなる2週間前までレッスンを受けていたという、最後の弟子による『冬の旅』がALPHA CLASSICSから登場。生涯をかけて8回、ライヴも入れると十数種の『冬の旅』録音を残した師から受け継いだ表現は、この歌曲集の暗い影ばかりを追うものからは遠く、持ち前の美声を生かしてそれぞれの曲が持つ美しさを豊かに歌い上げています。「辻音楽師」の浮遊するような表情も絶妙。アップルは今後も数枚のアルバムをALPHA CLASSICSよりリリース予定です。(2022/02/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA854 |
シューベルトの歌曲集『冬の旅』は、ヴィルヘルム・ミュラーの詩に基づき、失恋した青年が孤独な冬の旅に出る物語を描いた作品です。シューベルト自身も苦悩と孤独に直面しながら作曲し、音楽史上屈指の名作が生まれました。このアルバムでは、デンマークのバス・バリトン、ヤコブ・ブロック・イェスペルセンが、鍵盤楽器奏者のシャロン・プルシャンスキーが弾くフォルテピアノと共演。希望から絶望までを内包したそれぞれの歌曲で息のあった演奏を聴かせます。使用されているフォルテピアノはシューベルト在世中の1810~1815年頃にウィーンのJakob Bertscheが製作した楽器を模したもので、「ファゴットストップ」を含む6つのペダルによる豊かな音色変化が特徴です。ブックレットにはデンマークの写真家トーベ・カーツヴァイルのセピア色の風景写真を掲載。作品の世界観を視覚的に表現しています。(2025/05/02 発売)
レーベル名 | :OUR Recordings |
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カタログ番号 | :8.226928 |
イギリスのバリトン歌手ジョン・キャロル・ケース(1923-2012)の生誕100年を記念したアルバム。ソールズベリーで生まれ、ケンブリッジのキングス・カレッジの奨学金を獲得したケースは、優れたバリトン歌手として1950年代半ばからさまざまな音楽祭に出演、合唱を伴う作品やフィンジをはじめとした英国歌曲、サリヴァンのオペラなどを歌いました。とりわけクレンペラーが指揮したJ.S.バッハの「マタイ受難曲」での歌唱は現在でも高く評価されています。この『冬の旅』は1973年に録音されましたが、これまで公開されることはありませんでした。今回、オスカー・トーレス、ポール・ベイリー、アンドルー・キーナーのマスタリングによって、ケースの美声があますことなく再現されています。(2023/10/27 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :ARIADNE5023 |