シッケル, ピーター(1935-2024)
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この作曲家の名前、聞き覚えあるな?と思った方、それはかなりのマニアです。そうです。この人は以前、全世界で大ヒットを飛ばしたP.D.Q.バッハ(バッハの21番目の息子???)の生みの親というか、伝記作者。平たく言えば、「シックリー教授」が自作を発表する時に用いた偽名なのですが、そのジャンルを越えた「冗談音楽」はお堅いクラシック音楽界に旋風を巻き起こしたことは間違いありません。このアルバムに収録された曲は、冗談音楽ではなく、きちんとした室内楽ですが、それでも、「カッツキルの1年」ではバロック時代に回帰した音楽が聴けますし、自作からの引用も盛り込まれています。ドリーム・ダンスでの人を食った表情もいい感じです。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559687 |
現代アメリカの4つの室内楽作品を集めた小粋な1枚です。最初のラーセンの曲は「マドンナと銃」という絵画からインスピレーションを受けたもので、まさに暴れ馬を連想させるようなパワーある音楽です。2曲目はリーウェンの作品。タイトルの「ガルフストリーム」とはメキシコ湾流の意味。カリブ海からメキシコ湾に入り、フロリダ海峡を通って大西洋に流出するという複雑な流れをとります。地球温暖化の一端をも担っているといわれる極めてスリリングな海流で、音楽も負けずに劇的です。シックリーの四重奏曲は、ちょっぴり憂鬱なフォーク・ミュージックであり、コープランドの六重奏曲は、生命力溢れる元気のよい作品です。この上なく刺激的で、どことなく懐かしい・・・そんな音楽を聴きたい方にぴったりです。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559692 |
当盤の特徴を一言で表現するならば、ギターとフルート、実はこの組合わせがなかなかイケるということが、心の底から納得できる1枚と申せましょう。ミニマル音楽で知られるライリーですが、収録の「見捨てられた歌」では何とも不可思議なエスニック風の響きで、聴くものを魅了します。また、両楽器の名技が華々しいリーバーマンのソナタもカッコいい限りです。しかし単純に最も心を打つのが、初っ端のビーザーによる民謡風の4曲かもしれません。まさにノスタルジー爆発ともいうべき逸品で、両楽器がその進化の歴史においても保存し続けた、原始的な生命力溢れる味わいの豊かさを感じさせてくれます。これは泣ける!(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559146 |