ラウタヴァーラ, エイノユハニ(1928-2016)
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北欧の土俗的要素と宗教性を全く独自のブレンドで配合したラウタヴァーラの音楽は、20世紀末あたりから急速に評価を高めています。不協和音程の激烈さと、協和音程の美しさの双方を活かした作風が特徴的ですが、特に後者が前面に押し出されているような部分では、神々しい雰囲気すら漂ってきます。必ずしも特定の場面を描写した音楽ではありませんが、付けられた表題は、まさに曲の内容に相応しいものといってよいでしょう。オーケストレーションの巧みさも真に卓越していて、例えば最初のトラックの開始部分、弦楽器の歌とグロッケンやヴィブラフォン、ハープとの絡みなど、ゾクゾクするほどの美しさです。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555814 |
1991年生まれのヴァイオリニスト、トビアス・フェルトマン。ALPHAレーベルではラヴェル、プロコフィエフ、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ集(ALPHA253)をリリース。この演奏における瑞々しい感性と高い技術は、同世代のヴァイオリニストの中でも群を抜く存在感を放っています。世界中のオーケストラから共演を求められているフェルトマン、今回のアルバムではジャン=ジャック・カントロフが指揮するリエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団と共演を果たしました。同じく優れたヴァイオリニストであるカントロフのサポートにより、伸び伸びと演奏されるシベリウスと、神秘的な作風を持つラウタヴァーラの2曲をお聴きください。(2018/06/29 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA357 |
2016年、惜しまれつつこの世を去ったフィンランド屈指の現代作曲家ラウタヴァーラ。神秘的な雰囲気を持つ後期の交響曲や、鳥の声を用いた「カントゥス・アルティクス」などの作品が多くの人に愛されていますが、このアルバムに収録されている「チェロのための作品」はあまり演奏されることなく、ひっそりと眠っていました。なかでも、1969年に作曲された「独奏チェロのためのソナタ」と1955年の「2つの前奏曲とフーガ」はラウタヴァーラの室内楽における作曲技法の基礎を成す曲であり、新古典派風の作風による新鮮な味わいを持っています。その後に着手された「ソナタ第1番」はモダンな様式が用いられていますが、すぐに完成されることはなく、30年の逡巡を経てようやく書き上げられた作品です。「わが心の歌」は自作の歌劇《アレクシス・キヴィ》のアリアが元になった曲。他にもさまざまな作品を、ターニャ・テツラフとグニッラ・シュスマンが親密に歌い上げています。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1310-2 |