シューマン, ロベルト(1810-1856)
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ホルンはオーケストラの楽器としても、しばし目立つ重要な役割を任されますが、当盤では4つのホルンが大活躍するという、面白い共通点を持った作品をセレクトしています。実は協奏的作品の分野で、意外とバラエティに富んだ仕事を残しているシューマンですが、このコンチェルトシュテュックは、とりわけユニークな作品といえましょう。演奏の難度と編成の特異性ゆえ、演奏機会には恵まれませんが、ロマンティックな味わいも濃厚な名曲です。また、テレマンの「アルスター組曲」は、各楽章の副題が目を引きますが、いかにもこの作曲家らしい、機知に富んだ描写的な筆致は、まさに名人芸というにふさわしいものです。(2006/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557747 |
フィンランドのラウマ出身のホルン奏者マルクス・マスクニッティ。ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学び、ベルリンに留学。1994年に開催されたミュンヘン国際コンクールなど、数々のコンクールに入賞し注目を集めました。その後、フィンランド放送交響楽団をはじめ、1994年にはベルリン・ドイツ交響楽団、1997年から1999年まではベルリン・フィルハーモニーの首席奏者を務めるなど、世界的なオーケストラで演奏、室内楽の分野でも活躍するベテランです。今回はサカリ・オラモが指揮するロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と共演、シューマン、サン=サーンス、グリエールの作品を聴かせます。選ばれた曲は、シューマンのホルン作品の中でも最も充実した味わいを持つ「コンツェルトシュトック」、アンセルメのオーケストレーションにより、本来のピアノ伴奏よりも更に味わい豊かとなった「アダージョとアレグロ」、サン=サーンスの熟練した作曲技法が光る「演奏会用小品」、グリエールの最後の作品となった「ホルン協奏曲」。1849年から1951年まで、100年にわたって作曲された様々なホルンのための作品をお楽しみください。(2019/04/19 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1339-2 |
1981年生まれのソプラノ、ゾフィア・グロンマーのデビュー・アルバムです。彼女は1998年と1999年にドイツ連邦の「青少年音楽コンクール」で賞を受賞、そして2008年には「バイエルン芸術賞」、2009年には「アウスプルク劇場賞」も獲得しています。2012年には超難関として知られるミュンヘン国際音楽コンクールで第3位に輝き、観客賞と特別賞も授与されています。ここでの彼女は、その若々しい持ち味を生かして、ヘッセとゲーテの詩による4人の作曲家のリートを歌っています。若干線の細く暗めの声(ユリアーネ・バンゼを思わせる)ですが、何とも深い味わいと青草さ、そして時に見え隠れする人懐っこさが魅力的。揺れ動く感情を巧みに表現する歌唱は、将来の大物を予見させるものです。(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC877 |
【名歌手フローリアン・ベッシュが歌い上げる『詩人の恋』】LINNからの前作「シューマン: リーダークライス/マーラー: さすらう若者の歌」(CKD511)が、2019年BBCミュージック・マガジン・アウォードのヴォーカル部門を制したフローリアン・ベッシュとマルコム・マルティノーのコンビによる、「詩人の恋」が登場。ベッシュは作品に込められた愛と喪失を深い味わいで歌い上げ、寄り添うようなマルティノーのピアノは歌とほぼ同等の立場で歌詞を補完し、さらに新たな景色を広げています。カップリングは歌われる機会の多くはないユティヌス・ケルナーの詩による12の歌曲で、「詩人の恋」と好対照をなす多彩な世界観を楽しませてくれます。(2023/06/23 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD695 |
ピアノ曲ばかり書いていたシューマンが、クララとの結婚という幸福の絶頂に立って突然、持ち前の文学知識を生かして歌曲ばかり作曲。その中でもハイネの詩による「詩人の恋」は、冒頭のピアノ前奏からいきなりシューマンしてしまう、シューマン鑑賞の基本になる傑作です。「リーダークライス」の第1曲『異郷で』もこれぞシューマンの真髄と言える逸品。Op.40は虚無的内容が高く評価されています。69年生まれの若手歌手ブルートにもご注目下さい。声の第一印象が師匠のフィッシャー=ディスカウに似ています。その爽やかな美声をお楽しみ下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554219 |
通常は16曲のはずのシューマンの「詩人の恋」。ベズイエンはシューマンが作曲しながらも、組曲には入れずに破棄してしまった4曲を付け加えて"完全版"として歌い上げます。このロマンティックで感傷的な作品を、オランダのベテランテノール、ベズイエンがこの上ない共感を持って歌いあげます。カップリングはベルクの「7つの初期の歌」で、どちらかというと、繊細な女声で歌われることの多いこの作品に、ベズイエンは力強さと甘さをうまく付け加えています。ピアノのマルグリスが、また見事な表現で彼の歌をサポートしています。(2013/04/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC857 |
若きテノール、マクシミリアン・シュミットによる瑞々しいシューマン夫妻の歌曲集です。ドイツで人気急上昇中(特に古楽演奏ではひっぱりだこ)の彼は、レーゲンスブルクの少年合唱団で最初の音楽トレーニングをうけ、1999年にはベルリン芸術大学でアンケ・エッガース教授の下で声楽を学びました。2005年と2006年にはバイエルンの国立オペラのマスタークラスでアン・マレーとロベルト・D・スミスに師事し、オペラにも出演するようになります。コンサート歌手としてもレパートリーを深め、ハーディングやマンゼを始めとした大指揮者と共演を果たしています。ここではシューマンの溢れるようなロマンティシズムを極めつけの美声で朗々と歌いこなし、新たな可能性を示唆します。伴奏はゲルハーエルとの共演で世界的名声を獲得したフーバーです。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC819 |